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【NEXUS38】タイトルをかけたリマッチは王者・荻窪が挑戦者・北野にスプリット判定でリベンジ&王座防衛

【写真】組みのしつこさ+右ストレートもヒットさせた荻窪がベルトを死守した(C)MMAPLANET

<NEXUSフライ級選手権試合/5分3R>
[王者] 荻窪祐輔(日本)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29.
[挑戦者] 北野一声(日本)

昨年11月にワンマッチで対戦している両者。この時は北野が判定勝利を収めている。いきなり荻窪が組みついて北野をケージまで押し込む。ケージを背にする北野は左腕を差してヒザ蹴り。荻窪もヒザ蹴りを返すが、両者の動きが止まってブレイクとなる。スタンドでの再開後、サウスポーの北野は重心を低く構えてインローを蹴る。

荻窪は北野のインローの蹴り終わりに組みつくが、北野が荻窪をケージに押し込んでヒザ蹴り・ヒジを入れる。荻窪も離れ際にヒジを入れ、関節蹴りで距離を取る。北野は左ミドルとインロー、荻窪は右ストレートから左フックを返す。さらに荻窪は組みのフェイントから右ストレートで前に出る。

北野はバックステップで距離を取ってインローを当て、左ストレートにつなげる。荻窪はニータップで北野の右足に組みつくが、北野はケージに体を預けながらパンチを落とす。荻窪がそのままシングルレッグでテイクダウンするが、北野は尻餅をついたままケージに移動してテイクダウンを許さない。荻窪は北野をケージに押し込んで左のパンチを入れた。

2R、荻窪がすぐに距離を詰めて右ストレートから組む。離れた北野がインロー、荻窪の組みを切ると左ストレートから連打をまとめる。荻窪は北野の右足にシングルレッグに入って、ケージを背負う北野をテイクダウンする。北野が尻餅の状態でケージに背中に預けると、荻窪は北野の両足を足で挟んで北野を完全に寝かせる。荻窪は北野を立たせないようにして細かくパンチを入れて、サイドポジションで抑え込む。ラウンド終盤、立ち上がろうとする北野のバックに回るが、北野は体を起こして後方の荻窪にヒジを入れる。

3R、北野がインロー、荻窪も右ストレートを返す。荻窪はこの右を振って、ニータップで北野をケージに押し込んでテイクダウンへ。北野は右手で荻窪の頭を落とし、尻餅をついてケージに背中を預ける。荻窪が頭を上げて正対すると、北野は細かくパンチを入れて完全には寝かされないようにする。荻窪はボディロックから寝かせようとするが、両者の動きが止まってレフェリーがブレイクを命じる。ここで左目の上をカットした北野にドクターチェックが入る。再開後、北野がインロー、荻窪の組みを切って左ストレートからパンチをまとめる。

荻窪が右腕を差して北野をケージに押し込み、北野はボディにパンチを入れる。荻窪はスタンドでバックに回ってグラウンドへ。北野が正対しようとすると、荻窪が肩固めクラッチで北野を寝かせてパンチを入れる。最後は北野が立ち上がり、荻窪が後ろについた状態で試合終了となった。判定は2-1で荻窪が勝利。北野へのリベンジを果たすと共に王座防衛に成功した。

試合後、荻窪は「試合後のマイクは事前に備えておくものなんですけど、今回はこの試合にかけて、この試合のことだけを考えて練習してきました。一番はジムの代表の小池さんに感謝を言いたいと思います。そして対戦してくれた北野選手にもありがとうございました」と語った。


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