この星の格闘技を追いかける

【Lemino Shooto06】タイナネスと激突。エフェヴィガ雄志「過去一の相手。タフファイトを覚悟して戦う」

【写真】修斗の現役世界王者がLemino修斗に参戦するのは今回が初。そういった意味でも注目のメインイベントだ(C)TAKUMI NAKAMURA

6月1日(月)東京都文京区の後楽園ホールで開催れるLemino Shooto06にて、エフェヴィガ雄志がローウェン・タイナネスと対戦する。
Text by Manabu Takashima

エフェヴィガは1月にイム・クァンウに不覚を取ったものの、3月にキャプテン☆アフリカを下して修斗世界ライト級王座に就いた。クァンウ戦の敗北とキャプテン戦の勝利で、自分本来の戦い方や勝ち方を明確にすることが出来たという。

ONE Championshipでも活躍したタイナネスとの一戦に向けて「『こんないい相手を用意してもらえたんだ』と思って、めちゃくちゃうれしかった気持ち的に盛り上がった」というエフェヴィガ。昨年のRoad to UFC(RTU)での敗戦から約1年、本家RTUが開催されるなか、エフェヴィガにとってUFCを目指す新たな戦いが始まる。


その時が来たら、自分の意思とは関係なく試合は終わる。(試合を)決めようとしすぎることはノイズ

――今年1月のイム・クァンウ戦ではまさかの黒星を喫しましたが、3月にキャプテン☆アフリカ選手にTKO勝利して修斗世界ライト級王座を獲得しました。クァンウ戦からアメリカ戦まで激動の2カ月でしたね。

「キャプテン戦が決まったのはクァンウ戦のすぐ後で、1~2週間後ぐらいには決まっていたんですよ。その時点で試合まで約2カ月前だったので、クァンウ戦が終わってすぐファイトキャンプに入った感じですね。ただクァンウ戦に負けて落ち込んでいたので、とにかくすぐに試合をしたいという気持ちでいました」

――早く試合に勝って気を晴らしたかったのでしょうか。

「はい。その気持ちの方が強かったです」

――クァンウ戦の敗北を踏まえて、どういうところを意識して練習されてきたんですか。

「1月の試合の反省としては、早く試合を決めに行こうとしすぎましたね。いつもはそんなに最初から行かないんですけど、あの時は大振りのパンチが増えてしまって(苦笑)。なのでキャプテン戦に向けては自分の得意なところを丁寧に、蹴りを散らすことだったり、ジャブを出すことだったり、そういうところをしっかり準備してきました。丁寧に攻撃を当てれば、しっかり相手の体力は削れてくるし、ダメージも積み重なってくる。そこに自分のパワーを持っていけば、攻め急ぐことなく自然にフィニッシュにつながるものだと思っているので、それを意識して練習していましたね。あとは1月に負けた理由、自分の一番の問題点はメンタルだったと思っています。あの時は試合が正式に決まったのも2週間前くらいで、思い返してみればケージに立つ心の準備も出来ていなかったです」

――一方でキャプテン戦はカーフとヒザ蹴りで削ったうえでのTKO勝ちでした。あの時は攻め急がずに戦うことを意識していたのですか。

「そうですね。しっかりイメージしていたことが出来たし、試合にも集中できていたと思います。想像よりも相手のプレッシャーが強かったですが、その中でも自分のやりたい技を出せて、寝技にも付き合いすぎず、やる前から決めていたことを試合で出来たので、そこはすごくうれしいですね」

――「付き合いすぎず」という意味では、完全に寝技を嫌うのではなくある程度はグラウンドの展開に付き合いつつ、パウンドでダメージを与えようと思っていたのですか。

「相手が元気なうちは一発(サブミッション)を持っているし、クオリティも高いだろうから、あまり付き合いたくなかったんですけど、打撃を効かせた後ですよね。相手が打撃を嫌がって引き込んだりしたら、そこでダメージを作りたいと思っていました」

――自分の中で新しい勝ちパターンが出来た部分もありますか。

「急ぎすぎず、その時が来たら、自分の意思とは関係なく試合は終わるものだと思うんで、そこであまり急ぎすぎない。(試合を)決めようとしすぎることはノイズになってしまうんだなと思いました」

「こんないい相手を用意してもらえたんだ」と思って、気持ち的に盛り上がった

――そして今大会ではONE Championshipで活躍したローウェン・タイナネスとの対戦が決まりました。最初にタイナネスの名前を聞いた時の心境はいかがでしたか。

「正直オファーをもらうまで、タイナネスの名前は知らなかったんですよ。同じ階級ですけど、ONEでずっとやっていたというのも知らなくて。それでオファーをもらって、すぐに調べてONEの試合も見たら『こんないい相手を用意してもらえたんだ』と思って、めちゃくちゃうれしかったですね。気持ち的に盛り上がりました」

――ファイターとしてタイナネスにはどんな印象を持っていますか。

「年齢的にはベテランではあるんですけど、試合間隔が結構空いているから、戦績自体は自分と同じぐらいなんですよね。ただ経験はしっかりあるし、そこまで試合数をやっていないからこそ、身体的に削れているわけでもない。実際にフィニッシュされたことがないですし、めちゃくちゃ頑丈だと思います」

――ONEで敗れた相手もオク・レユンとマラット・ガフロフだけですし、ガフロフ戦もスプリット判定でした。

「ガフロフ戦も見たんですけど、僕は『タイナネスが勝ってたんじゃない?』と思ったんですよ。ONEはラウンドマストじゃなくてトータルジャッジで、ポイントの取り方もユニファイドとは違うからだと思うんですけど、ラウンドマストだったらタイナネスが勝ってそうだなという試合をしていたと思います。自分の中でタイナネスは過去一の相手という位置づけですね」

――言える範囲でどんな試合展開をイメージしていますか。

「なるべく自分がコントロールする時間を長くして勝ちたいです。自分が目指している場所はUFCで、UFCは結果ももちろんそうですけど、内容も重視するじゃないですか。お客さんが盛り上がる、見ている人に気に入られる試合をしないといけない。つまらない試合をした選手はガンガン切られるので、自分もしっかり内容にもこだわりたいです」

――キャプテン戦と同じく攻めすぎるわけではなく、自分のペースを崩さずに戦ってフィニッシュしたいですか。

「そうですね。今の自分は自分の勝利を心の底から信じていますし、どう勝つかというのはコントロールできないですけど、まだ試合まで準備する時間もありますし、万全の準備をして、いつフィニッシュするチャンスが来ても自分の技が出せるような準備をしたいです」

――今後もタイナネスのような相手と戦うこともあると思いますし、こういった相手にちゃんと勝ち切れるかどうかも試される試合だと思います。

「タイナネスはどちらかというとグラップリング寄りで、体が頑丈でフィットネスのレベルが高い。試合では疲れるけど最後までしっかり動いてくるタイプで、タフなファイトになりやすい相手だと思うので、今回もタフファイトを覚悟して戦います」

この試合でしっかりフィニッシュで勝ってUFCにつなげる

――昨年のRTUを踏まえて、今年はどんな目標を持って戦って行きたいと思いますか。

「この試合でしっかりフィニッシュで勝ってUFCにつなげる。UFCに向けてDWCSなどに出られたら、という感じで思い描いています」

――キャプテン戦のあとには平良達郎選手に対するメッセージもありましたが、UFCでの日本人選手たちの試合は刺激になりますか。

「ありますね。それこそ平良選手はタイトルマッチで、結果こそ負けてしまいましたけど、あの戦いぶりを見てすごく刺激になりました。3Rで一度やられそうになったにも関わらず、4Rに盛り返して『ここでまた復活するの?!』と思いました。あれは本人の意識どうこうではなく、体に染みついたものが勝手に出たんだと思うんですけど、それが出来るのは日々の練習の賜物じゃないですか。自分もそこのクオリティを目指したいと思いました」

――この試合はLemino修斗のメインイベントとして行われます。どんな試合を見せたいですか。

「Lemino修斗に現役の修斗の世界王者が参戦するのは初なので、その力を見せつけるというのも一つですし、ここから自分が世界に出ていく上で、タイナネスはかつてない強敵だと思うので、それをしっかりフィニッシュする姿を見ていただきたいと思います」

■視聴方法(予定)
6月1日(月)
午後6時~ Lemino06

■Lemino shooto06対戦カード

<ライト級/5分3R>
エフェヴィガ雄志(日本)
ローウェン・タイナネス(米国)

<バンタム級/5分3R>
須藤拓真(日本)
ジョー・バード(米国)

<バンタム級/5分3R>
中島陸(日本)
リン・ホーシュン(台湾)

<フェザー級/5分3R>
飯野雄斗(日本)
石原夜叉坊(日本)

<フライ級/5分3R>
杉本静弥(日本)
岡田嵐士(豪州)

<バンタム級/5分2R>
榎本明(日本)
竹見隆史郎(日本)

<女子スーパーアトム級/5分2R>
安田コング詠美(日本)
アル(日本)

<フェザー級/5分2R>
有馬鉄馬(日本)
翔べ!ゆーすけ!(日本)

<キッズ修斗42キロ契約/3分1R>
稲場豪健(日本)
佐久間丈(日本)

PR
PR

関連記事

Movie