この星の格闘技を追いかける

【Grachan73×Brave Fight35】もう一度ベルトに向けて――初回に左でダウンを奪った岸本が草訳に判定勝ち

【写真】岸本がグラウンドだけでなく打撃戦でも草訳を制した(C)GRACHAN

<ライト級/5分2R+ExR>
岸本篤史(日本)
Def.3-0
草訳駿介(日本)

サウスポーの岸本に対し、草訳が下がりながら右インローを当てる。左サイドキック、右スピニングバックキックから右の蹴りを散らす草訳。岸本はワンツーを伸ばすが、草訳のプレスに下がる。しかし草訳が右ストレートを上下に散らしたあと、打ち終わりに岸本の左ストレートが草訳の顔面を捉えた。ダウンした草訳のトップに回る岸本はハーフガードの相手にパウンドを落とす。立ち上がった草訳は、距離を詰めてくる岸本を首相撲で迎え撃つ。岸本が前に出て、右ジャブで草訳のアゴを跳ね上げる。

草訳は左カーフ、跳びヒザを見せるが岸本の前進は止まらず。ならばと距離を詰めて、ショートレンジの打撃で岸本を下がらせた。左ボディから右ストレート、左カーフを当てた草訳だが、岸本が左ストレート&テイクダウンへ。尻もちを着いた草訳が立ち上がるも、岸本のパンチを被弾する。距離が詰まったところでダーティボクシングから草訳をケージに押し込んでいく岸本。草訳は左に回って離れ、前蹴りをで距離をつくる。岸本は構わず草訳を追い立て、左ストレートをクリーンヒットさせる。左ボディストレート、右フックを効かされたか、苦しい表情を浮かべる草訳を岸本の左ヒジが襲う。なんとかラウンド終了のホーンを聞いた草訳だが、ケージに両手を掛けて疲労した姿を見せた。

最終回、岸本が右インロー、右ストレートで先制する。距離を詰めようとする岸本を蹴りで突き放す草訳は、右ボディストレート、左サイドキック、右スピニングバックフィストを繰り出す。しかし岸本が左ストレート、左インロー、右フックを当てる。草訳はボディストレートから右跳びヒザへ。岸本は左を合わせたが、ヒザ蹴りが効いたか動きが止まる。草訳はダーティボクシングから首相撲へ。岸本がシングルレッグで組み、草訳に背中を着かせた。

ハーフのフックガードから草訳が岸本の左足を取って、ストレートフットロックの体勢に。これを凌いだ岸本はパウンドを浴びせながらバックコントロールに入る。立ち上がった草訳に対し、バックからヒザで削る岸本が離れた。ケージ中央の打ち合いでは草訳の右テンカオが連打で当たる。岸本は動きが止まるも、距離を詰めてきた草訳に組みつき、右腕を差し上げてケージに押し込んだ。ここでレフェリーがブレイク。ケージ中央で蹴りを出し合う両者だは、互いに披露が見える。残り1分で岸本の左ストレートがヒット。草訳も右ストレートを打ち下ろす。残り30秒、草訳は右アンダーフックで押し込むも、岸本が切り返して試合終了を待った。

裁定はジャッジ3者とも岸本の勝利を支持。この日はGrachan×Braveの5×5対抗戦が行われており、岸本の勝利でBrave軍が3-2と勝ち越している。勝利した岸本は「今また連勝しているので、ベルトに絡んでいけるように頑張ります」と語った。


PR
PR

関連記事

Movie