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【NEXUS38】北野一声、ダイレクトリマッチで荻窪祐輔に挑戦。大谷啓元の粘りは、堀江耐志に通じるか

【写真】3回戦──が鍵となる?!(C)TAKUMI NAKAMURA

18日(土)、Fighting Nexusより3月2日(日)に東京都新宿区のGENスポーツパレスで開催されるNEXUS38の対戦カードが発表されている。
Text Manabu Takashima

NEXUSフライ級選手権試合、チャンピオン荻久保祐輔が北野一声の挑戦を受ける一戦は昨年11月の後楽園大会の再戦となる。


ストロー級でも倒せる拳の持ち主、北野は昨年3月に1年10カ月振りの実戦を豪州のBeatdown Promotionで行い、現UFCファイターのスチュアート・ニコルと対戦──も、初回KO負けを喫した。この試合前に今後はフライ級で戦うか、ストロー級でやって行くのか決めるという発言もあったが、NEXUSでの再起戦はフライ級で王者とノンタイトルで戦うことになった。

結果、スタントで優位に立った北野は荻窪の試合をさせずにフルマークの判定勝ちを収め、タイトル挑戦を宣言していた。ダイレクトリマッチがタイトル戦、当然のように今回は最初から3Rが想定されている。2回戦は瞬発力が持久力よりモノをいうが、3回戦は違う。

荻窪陣営も、3Rを戦ったことがない北野のことを研究し尽くして、ケージに足を踏み入れるはずだ。北野は倒せるという強味を、持久力を伴う必要がある戦いでどれだけ出せるのか。今後の試金石となる王座挑戦といえるだろう。

2022年グレコローマンレスリング72キロ級優勝で、2023年の世界選手代表からMMAに転じた堀江耐志が2戦目も発表されている。対戦相手は大谷啓元。当然のように抜群のフィジカルを誇り、トップ奪取能力を持つ堀江に対し、1年5カ月振りに実戦復帰の大谷のディープハーフからのスイープや、スクランブル中のバック奪取、あるいはラバーガードやゴゴプラッタという技が通じるのか。大谷のねちっこい寝技が、レスリング・エリート堀江にどこまで通るのか。対戦も要注目だ。

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