【Shooto】崖っぷちの宇野薫はムエタイ戦士と対戦。斎藤裕の相手は米国・登竜門フェザー級王者
【写真】3連敗は長いキャリアに終止符を打つことを意味する可能性が高い宇野薫。5月に41歳を迎える(C)MMAPLANET
13日(水)、23日(土)に浦安市の舞浜アンフィシアターで開催されるプロ修斗公式戦MOBSTYLES Presents「FIGHT & MOSH」に出場する宇野薫、斎藤裕の対戦相手が発表された。
プロ修斗世界バンタム級(※56.7キロ)選手権試合=チャンピオン菅原雅顕×チャレンジャー扇久保博正、同世界ウェルター級(※65.8キロ)王者決定戦=松本光史×川名雄生というダブルクラウンを筆頭にランボー宏輔×前田吉朗戦、土屋大喜らが出場するプロ修斗公式戦初のケージ・ビッグショー。
チルダースはMMA戦績こそ5勝2敗ながら、ムエタイでも10勝2敗のレコードを持ち、WMTFコンチネンタル・ウェルター級王座を獲得している。ムエタイの試合ではオーソの構えで左右の蹴りを使いこなし、ヒジも多用。クリンチからヒザも見せているが、もちろんMMAは別モノ。宇野としては距離を大切に、しっかりとテイクダウンに結び付けたい。
一方、斎藤が戦うビル・アレジオは東海岸の登竜門大会Cage Fury Fighting Championship(CFFC)のフェザー級王者でキャリアは8勝2敗、北米メジャーのWSOFでも白星を挙げている。
マチャド系マルチネス柔術でブラジリアン柔術を学び、グラップリングシーンでも活躍してきた。試合映像を見る限りリーチを生かして打撃で間合いを測りクリンチからテイクダウン、その後の寝技を得意としているようだ。ケージを利したスクランブル能力も高く、言ってみればリーチと上背のある現代北米MMAファイターの象徴的な骨格の持ち主で、軸となる攻防を身に着けたうえでグラップリング寄りのウェルラウンダーといえる。
当然、ユニファイド&ケージの習得度は高い。さらにいえばスクランブルのなかでのヒザ蹴りなど、勝負の行方を決めることができる繊細な技術も有しており、斎藤にとって非常に怖い相手といえるだろう。