【Strikeforce】4/11メイン出場ディアズが青木真也を語る
2日(木・現地時間)、11日(土・同)に行われるストライクフォース『Shamrock vs Diaz』に出場する4選手のテレカンファレンスが行われた。
フランク・シャムロックとニック・ディアズとメインイベントに登場する両者に加え、ブレッド・ロジャースとアボンゴ・フンフェリーが電話でメディアの質問に答えたが、なかでも、ニック・ディアズは青木真也について言及した。
ニック・ディアズが青木について語ったのは、『誰の試合を見るのが好きなのか』という問いに対して。
ここでディアズは「日本人の試合を見るのが好きだ。その選手の名はシンヤ・アオキ。彼は完全な試合をやってのける。自分と類似点の多いファイターだ。アオキはパンチを受けるのが好きじゃない。まぁ、好きな奴がいるとは思わないけど――、彼は特に嫌っていると思う。日本で再び戦うことになるなら、きっとすぐに彼と対戦することになるだろう。戦いたい相手はたくさんいるけど、アオキこそ最も戦いたい相手なんだ」と返答した。
DREAMを主催するK-1 FEGとストライクフォースのスコット・コーカーは旧知の仲なので、ひょっとするとこの夢の顔合わせは実現する可能性があるかもしれない。
テレカンファレンスでは、当然、今大会の対戦相手であるフランク・シャムロックについても言及しているが、「この試合は特別なものじゃない。何も普段の試合と変わりなく戦う。僕は自分の階級に欠かせないファイターだと思っているけど、多くのファンはパウンドフォーパウンドを気にしている。なら、やるだけだよ。フランクについて何を言えばいい?彼は僕が戦ってきたような対戦相手とは、誰とも戦っていないわけだろう?僕はいつものように戦うだけさ」と、冷やかに挑発している。
ディアズの口撃に対して、当のシャムロックは「彼が人のことをけなすのは、特別なことじゃない。僕が空気を吸うようなものだ。僕に必要なのは、人々の注目に値するファイトをすることだけ。彼の感情的な言動は、まさに若さの表れだ。ニックはパンチを出しやすく、グラウンドで戦いやすい手足を持っている。逆に僕の手足は長くない。これまでも彼のようなフィジカルの持ち主と戦ってきた。つまり、彼のようなファイターの懐に入って、いくらでも罠を仕掛けることができるんだ」と、大人のコメントを残した。
本音が少し見え隠れする厭味の応酬――、口撃が攻撃に変わるまで、あと1週間だ。
■4月11日 Strikeforce『Shamrock vs Diaz』対戦カード
<179ポンド契約/5分3R>
フランク・シャムロック(米国)
ニック・ディアズ(米国)
<ライト級/5分5R>
ギルバート・メレンデス(米国)
TBA
<女子フェザー級140ポンド契約/3分3R>
クリス・サイボーグ(ブラジル)
赤野仁美(日本)
<ミドル級/5分3R>
スコット・スミス(米国)
ベンジー・ラダック(米国)
<ヘビー級/5分3R>
ブレッド・ロジャース(米国)
アボンゴ・フンフェリー(米国)
※他SHOWTIME中継枠以外のアンダーカードが5試合行われる。