【ONE32】オーバーオール戦に向け、朴光哲が2カ月半前に語っていたこと<02>「楽しんできますよ」
【写真】ONE出場は昨年の5月、フィリピン大会におけるエドゥアルド・フォラヤン戦以来となる朴光哲(C)MMAPLANET
13日(金・現地時間)、シンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE 32「Pride of Lions」でメイジャー・オーバーオールと対戦する朴光哲インタビュー後編。
もともと9月1日に中国・上海で行われる予定だったこの一戦、結局のところ中止となった上海行き直前に収録したインタビューで朴は何を語っていたのか。
諦め、行き当たりばったり、あるいは達観か。そんな朴節に耳を傾けてほしい。
<朴光哲インタビューPart.01はコチラから>
──人生何とかなる……。本当に何とかなるのでしょうか? 何とかしないといけないだけで……。
「色々な巡り合わせがあり、色々なタイミングがある。その時、その時で考えて。今はメイジャー・オーバーオールっていう大そうな名前のヤツと戦うことを考え、気合を入れてやるしかない」
──なるほど……。ONEではシンガポール、インドネシア、マレーシア、フィリピンと数々の国で戦ってきました。
「シンガポールだけ2回で、だから上海とか行く機会がないし楽しみですよ」
──美味しい中華粥を。
「そうですね、試合が終わったら食いたいですね(笑)。何か凄く良いアリーナらしいし。ライブストリーミングがないのは、ちょっと辛いですね」
──あるという話も伝わってきますし、そこもはっきりしてほしいですよね。
「日本人も3人でるし、やっぱり見てほしいですよね。俺も岡嵜選手も安藤選手もベビーフェイスじゃない。試合で魅せるしかないのに、試合が見てもらえないのは……痛いですよ。だからホント、ストリーミングして欲しいけど、やっぱりそこはライブとかが問題あるんですかね」
──公僕のパワーは凄く、北京大会も色々あったと聞いています。
「あぁ、そういうのはあるんでしょうね」
──ストリーミングがないなら、日本人選手の試合は中国で組んでほしくないと思いってしまいます。ONEも頭が痛いとろこではないでしょうか。
「最近、中国でMMAの大会増えているようなのに色々とあるんスね。でも、俺は楽しんできますよ。オーバーオールも、自分のペースにはめ込めば良い試合になる。激しい試合になると思いますし。
ちょっと小さくて、勢いがある。バッバッバッとくるけど、まぁ見ていてください。それとあの去年、一度だけあった500万円のボーナス。あれ、復活してほしいですよ。あれがあったら、俺ちょっともうヤバイっすから(笑)」
──仲の良い福田力選手もしっかりとROAD FCと総額1億ウォン契約を結ぶことができました。
「凄いッスね。半端ない。UFC以外でそういう契約があるっていうのは、色んな選手がやる気出すと思います。ONEも良い条件なので、あとは試合だけタッタッタッと組んでほしいです。
まぁ、そのために勝つことが絶対条件ですよね。良い勝ち方をすれば、ね。パンクラスで勝ったら、即オファーがありましたしね。その前は1年空いています。もう、ファイトマネー前借りしないと生きていけないですよ(笑)。
でもまぁ、何をいっても次の試合ッスね。特技は炎天下走りなんで、コンディションも上々だし。良い感じで仕上がっています」
──ライト級の時とは調整方法も違ってきますか。
「減量があると、ちゃんと引き締まりますね。疲れて見える? それマイナスじゃないッスか(笑)。なんか老け込んだって言われることもあるけど、全然、絶好調スから」
──ではメイジャー・オーボーオール戦をスカッとクリアして、強豪ロシア人選手たちとの試合が実現することを願っています。
「いやいや、そういうのはあんま煽らないでくださいよ。もうチョイ、何人か挟んでからそういう強い系とは戦っていきたいので(笑)」
──ブラジリア人やロシア人の適当さを知っているから問題ないという発言は???
「まぁ、まぁ。そうッスね、チャンピオンじゃないし……。オーボーオールに勝ってから、ゆっくりと考えますよ」
■ONE32対戦カード
<ONE世界ウェルター級選手権試合/5分5R>
[王者] ベン・アスクレン(米国)
[挑戦者] ルイス・サッポ(ブラジル)
<ONE世界ストロー級選手権試合/5分5R>
[王者] デェダムロン・ソー・アミュアイシルチョーク(タイ)
[挑戦者] ヤゴ・ブライアン(ブラジル)
<フェザー級/5分3R>
メイジャー・オーバーオール(米国)
朴光哲(日本)
<女子ストロー級/5分3R>
ナタリー・ヒルズ(豪州)
アンジェラ・リー(シンガポール)
<フェザー級/5分3R>
アミール・カーン(シンガポール)
ジミー・ヤーボ(フィリピン)
<フェザー級/5分3R>
マーチン・ヌグエン(豪州)
エドゥアルド・ケリー(フィリピン)
<バンタム級/5分3R>
ベネディクト・アン(シンガポール)
ヨハン・ムリア・レゴウオ(インドネシア)
<フェザー級/5分3R>
リー・カイウェン(中国)
ネイサン・アン(シンガポール)
<ヘビー級/5分3R>
アラン・ンガラニ(香港)
イゴール・スボラ