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【UFC185】新生(?)アリスター、ビューティフルな判定勝ち。ネルソンをフルマークで破る

<ヘビー級/5分3R>
アリスター・オーフレイム(オランダ/9位)
Def.3-0:30-27, 30-27, 30-27
ロイ・ネルソン(米国/8位)

ネルソンの左ヒザへ前蹴りを入れたアリスター。前進に距離を取ると、アリスターは飛びヒザをボディに決める。続いて右オーバーハンドをブロックし右ローを入れる。右前蹴り、右ローを繰り出すアリスターは、ワンツーでネルソンが前に出ると再びヒザをボディに突き刺す。さらに右のテンカオから、続いて左ヒザを顔面に突き上げる。しかし、ネルソンの右ヒザを一発受けると、ケージに釘付けになって顔面を守って棒立ちに。

またも失速かと思われた刹那、素早く動いてパンチ、ヒザで逆襲に出たアリスター。その目には戦意が十分に宿っている。引き続きヒザを入れるアリスターは、左ヒザから左ミドルをクリーンヒット。最後も左のテンカオを決めたアリスター、初回は最近で最高の動きを見せた。

2R、右ストレートを顔面に入れ、ローからヒザにつなげる。右ストレート、ローを被弾し距離を詰めるができないネルソンだったが、右ストレート一発でアリスターのマウスピースが飛ばされそうになる。それでも怯まないアリスターが左フックを見せる。アリスターは前蹴りを入れ、ネルソンの前進に走って距離を取ると、観客席からブーイングが。構わず左テンカオを続けるアリスターは、右ストレートから組みへ。スプロールしたネルソンのアッパーをかわした、距離を取り直すアリスター。右ヒザからテッサイ、さらに左ジャブと距離を支配する。

残り1分、ネルソンのアッパーがボディへ、ガードを固めその動向をしっかりと確認したアリスターが、ヒザ蹴りをネルソンの顔面へ。最後にネルソンは右オーバーハンドから左フック、アリスターがしっかりと見ていることを確認してダブルレッグを仕掛けたところで2Rも終了した。

最終回、試合を通して見せるスイッチ、アリスターは失速もなく蹴り技を見せる。飛びヒザに右フックを合わせようとしたネルソンだが、クリーンヒットはない。と、アリスターのヒザが右の蹴りを狙ったネルソンの急所に入り試合は中断する。再開後、アリスターは右ストレートを伸ばす。スピニングバックフィスト、ダブルレッグと手を変え距離をコントロールするアリスターだが、ネルソンは右アッパーカット。ここでダブルレッグを仕掛けるも、アリスターは崩されない。

残り半分、アリスターのハイキックにネルソンの姿勢が乱れる。シングルを切られたネルソンは、左ミドルをブロック。対してアリスターはサイドキックを繰り出す。ネルソンの前進、またも走って距離を取り、スタンスをスイッチ。しかし、残り20秒で左フックを受けてダウンを喫してしまう。すぐに立ち上がったアリスターは、テイクダウンを狙いを切ってタイムアップを迎えた。パワーで押すのはなく、しっかりと距離をコントロールしやるべきことをやり、気持ちを切らさずフルマークの判定勝ちを収めた。

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