【UFC ESPN08】TKO負けのピンチを切り抜け、アリスターがハリスをハイから連打&パウンドアウト
<ヘビー級/5分5R>
アリスター・オーフレイム(オランダ)
Def.2R3分00秒by TKO
ウォルト・ハリス(米国)
サウスポーのハリス、アリスターは右に回りつつ踏み込んで組もうとする。すぐに離れた両者、アリスターが後ろ回し蹴りを見せシングルから離れる。ハリスの左に下がるアリスターは、続くローにパンチを合わされ、ここからラッシュを受けてダウン。頭を抱えて殴られながらアリスターはシングルへ。これをすかされると引き込んだアリスターは、ヒールを狙う。体を捻って足を抜いたハリスに、組みつきにいったアリスターはスイッチから離れる。
パンチから蹴りで前に出たハリスの足を捌き、姿勢を乱させた流血のアリスターがバックへ。そのまま寝技に持ち込むと、ハリスが引き込んで背中をつける。サイドに回ったアリスターは、半身のハリスの上体を跨いでバックから左のエルボーを落とす。ハリスの右手首を掴み、左でパンチを続けたアリスターは立ち上がり際にワキ腹、ボディにヒザを入れラウンド終了まで反撃を許さなかった。
2R、両者揃って大量に汗をかき、息も既に荒い。両者、間合をとり手数も少ない。アリスターは足払いのようなローから、右ハイを蹴り。怯んだハリスに左ストレート、続いて右パーを打ち込む。後方に崩れ、亀になったハリスの背中に乗ってパンチを落とすアリスターが、両足をフックして背中を伸ばすと、継続して右のパンチを打っていく。
アリスターはさほど力を入れないパンチを続け、動かないハリスを見てレフェリーが試合をストップした。1度のピンチが最終局面になることも少なくなったアリスターが、TKO負けのピンチを脱しての価値ある勝利。「ただ集中していた。チームに感謝している。好きなことに集中してきた。1Rにカットしたけど、この試合は5Rのメインイベントだ。もう1度、タイトルを目指したい」とアリスターは話した。