【UFN176】3Rから盛り返したアリスターが、最後はサカイをテイクダウンからエルボー&鉄槌でKO
<ヘビー級/5分5R>
アリスター・オーフレイム(オランダ)
Def.5R0分26秒by TKO
アウグスト・サカイ(ブラジル)
慎重な立ち上がりの両者。サカイが一旦、間合を取り直す。一気に距離を詰めたアリスターだが、パンチは届かず。アリスターはジャブを伸ばすが、前蹴りを効かされ動きが止まる。首相撲からヒザを入れたサカイに対し、アリスターもヒザを返すがケージを背負わされる。サカイは首相撲からフックとヒザ、離れたアリスターが右オーバーハンドをヒットさせる。
両者揃ってスイッチを見せ、サカイは右アッパー。ローを蹴ったアリスターに、サカイはアッパーを入れて距離を詰める。間合いを取ったアリスターの前蹴りが急所に入り、試合が一時中断。すぐに再開され、サカイが初回を取ったか。
2R、まず左ローをアリスターが見せる。左フックからアッパー、組んでヒザ蹴りと攻勢に出るサカイに対し、アリスターは距離を取り直して慎重に戦う。ガードの上から右フック、右ハイを蹴ったサカイは、ボディを受けてケージに詰められる。すぐにリリースしたアリスターは右フックからアッパー、ボディを纏められケージに押し込まれる。体を入れ替えられたサカイだが、また押し返しボディやワキ腹にパンチを打つ。
アリスターはまたもポジションを変えてヒザ、右を当てる。このタイミングが態勢が入れ替わり、ヒザを蹴り合う。ケージ際のクリンチ合戦でサカイがショートエルボーを2発入れ、アリスターが間合を取り直した。残り30秒で、サカイが右ロー、左右のフックで前に出てラウンド終了となった。
3R、強烈な右ローから右フックを振るうアリスター。サカイは前に出てアッパー、フックを2Rのように繰り出す。アリスターも左ボディフックを入れ、前蹴りを見せる。直後にワンツーから右ローを蹴ったサカイは、左から前に出てきたアリスターに右アッパーを突き上げる。ワンツー、左、前蹴りでケージにアリスターを詰めたサカイは、アッパー、フックを連打する。
たまらず組んだアリスターだが、サカイは離れると右ローを入れる。体が寄れたアリスターは続くローをチェックするも、腹を殴られケージに下がる。組んでサカイがだが、体を入れ替えたアリスターがボディロック&小外掛けでテイクダウンを奪う。左のパンチを打ったアリスターは、足首を掴んで脚を払っていく。結果、クローズドガードを取ったサカイに鉄槌を落としたアリスターがパスして優勢のままラウンド終了を迎えた。
4R、ローからボディを受けたアリスターが真っすぐ下がる。サカイも間合を取り直すと、もう一度ケージに詰めてエルボーを連打する。互いに省エネ気味のファイトになるなか、サカイが前に出るシーンが増え、アリスターはガードを固めてサカイの攻撃を止まるのを待つように。
アリスターの後ろ回し蹴りが急所に入り、この試合で2度目の中断が入る。再開後、エルボーでカットし流血のアリスターがシングルレッグでテイクダウンを決める。グラウンドになると動きが落ちるサカイは右エルボーを顔面に打ちつけられる。蹴り上げでスペースができても、起き上ることができないサカイはハーフで鉄槌を連打され下を向く。亀になったサカイに対し、アリスターが後方からパンチを連続で打っていく。上を向いてガードを取ったサカイは鉄槌、エルボー、パンチを落とされ頭を抱えるように。エルボーを押し付けるように打ち込むアリスターが終盤はサカイを圧倒し、TKO直前まで追い込んだ。
最終回、開始の合図にもエネルギーが感じられないサカイは、簡単にテイクダウンを許し3発のエルボーと2発の鉄槌でレフェリーが試合を止めた。