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【KSW30】引かない女子戦は地元コバケビッチが判定勝ち得る

<女子ストロー級/5分3R>
カロリーナ・コバケビッチ(ポーランド)
Def. judgement
カリンドラ・ファリア(ブラジル)

素早い左ジャブを繰り出すコバケビッチが、ファリアが前に出てくると右を合わせようとする。ファリアもワンツーを繰り返し、スピーディーな右を伸ばす。互いにワンツーを伸ばすと、ファリアが右ストレートをヒット。さらに右ローへ。スピードのある打撃戦はファイアの攻勢で進み、残り2分に。ワンツーを入れたコバケビッチだが、パンチを被弾したファリアも必ず前に出る。と、パンチが流れたコバケビッチに対し、組んでバックに回ったファリアがケージに押し込んでテイクダウンを狙う。

ボディロックから大きく前方に崩したファリアは、コバケビッチが懸命に踏み留まるとバックに飛び乗る。両足をフックして寝技に持ち込んだファリアがRNCへ。コバケビッチはタイムに救われた。

2R、コバケビッチのローにワンツーを返すファリア。コバケビッチも右をヒットさせたが、後が続かない。と、コバケビッチの左を受けたファリアの動きが一瞬止まる。今度はファリアが左ストレートを当てる。接近戦で首相撲からヒザを見せたファリナに対し、コバケビッチがワンツーを入れる。ファリアのテイクダウン狙いを切ったコバケビッチが、足を使い、強引に前に出てきたところで右をヒットさせる。それでも前に出て続けるファリアは、右ボディを被弾する。さらにコバケビッチは左ボディ、左ミドルと腹に攻撃を集中する。テイクダウン狙いを切られたファリア、コバケビッチの挽回を許すラウンドとなった。

最終回、引き続き足を使うコバケビッチに対し、追いかけるファリアという展開のなか、コバケビッチが右を2発入れる。ファリアは組んでからの投げもすっぽ抜け、パンチも体が流れるようになっている。それでもワンツーから勢いのある左をヒットさせたファリア、コバケビッチもヒザやパンチを返していく。ヒザをボディに受けながら組み付いたファリアが、コバケビッチをケージに追い込む。

体を入れ変えたコバケビッチは、打撃の攻防のあとで組んできたファリアを潰す。ファリアは引き込む。レフェリーはかなり早目のブレイクを命じる。スタンドに戻ると、ファリアが前に出てパンチを繰り出し、コバケビッチが回りながら打ち返すという展開が続く。小走りで距離を取り直したコバケビッチだが、ファリアはすぐに距離を詰めてパンチを入れていく。ファリアの組みにヒザをボディに入れるコバケビッチ。残り10秒、足を止めて打ち合った両者、ジャッジはコバケビッチを支持。スコアの発表がなかったが、やや地元判定気味な裁定だったことは否めない。

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