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【UFC186】堀口恭司、4月25日にモントリオールで世界フライ級王座挑戦決定!!

DJ vs Horiguchi【写真】堀口の戦績は15勝1敗、王者DJは21勝2敗。24歳(=堀口)×28歳(=DJ)の若い世界戦となる (C)MMAPLANET

9日(月・現地時間)、UFCより4月25日(土・同)カナダ・モントリオールのベルセンターで開催されるUFC186「DILLASHAW vs BARAO2」で堀口恭司が、UFC世界フライ級王者デメトリウス・ジョンソンと対戦することが発表された。

同大会のメインは世界バンタム級選手権試合=王者TJ・ディラショー×挑戦者ヘナン・バラォン戦が組まれ、DJ×堀口はコメインで行われる。日本人のUFC世界王座挑戦は2011年8月に岡見勇信がUFC世界ミドル級王者アンデウソン・シウバに挑戦して以来、3年7ヶ月振り、堀口は2013年10月のオクタゴン初陣から4連勝、ランク8位での世界挑戦となる。UFCフライ級はDJがことごとくランク上位を相手に防衛に成功しており、堀口より1ランク上のジョン・リネケルは1月31日のベガス大会で3位のイアン・マッコールに勝利したが、体重をオーバーしており、挑戦権が与えられなかったと考えられる。

UFC世界王座挑戦という世界中のファイターが夢見る機会が、思った以上に早いタイミングで巡って来た堀口。これでも対戦相手とは比較にならないほど、完成度が高く、穴のないDJとの対戦は、現時点で考えうる限り、楽な試合になるわけがない。堀口はDJのような打撃とテイクダウン、さらに寝技まで融合したコンプリートMMAファイターとの対戦経験はない。同時に、DJにとっても堀口のような距離とタイミングを取り、強烈な蹴りを持つ対戦相手と戦ったことはない。堀口は以前、「タイトル挑戦が巡ってきたら? もちろん、やりますよ。勝負は勝つか負けるしかないんだから」と語っているが、まさにそのポテンシャルがまだ見えていない状態での挑戦は、実は有利に働くといっても良いだろう。絶対王者DJに対し失うモノのない、全ての武器を見せていない状況でのチャレンジは、経験を積んだ状況よりも、王座奪取に近い可能性もある。いずれにせよ、24歳の堀口の世界の頂点への挑戦は日本MMA界にとってもビッグニュースといえる。

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