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【UFC178】UFC JAPANの次は水垣偉弥×ドミニク・クルーズ!! ユライア・フェイバーが運命の一戦を占う

Urijah Faber【写真】19日(金)、計量前に大沢ケンジ率いるHEARTSを訪れ、同大会ひかりTV中継の解説のために上京した日沖発、10月4日(土)のVTJ6thで佐藤将光と対戦する小野島恒太、上迫博仁、江藤公洋、飯野建夫、伊禮真也、渋谷莉孔らと汗を流した(C)MMAPLANET

20日(土)、さいたまスーパーアリーナで開催されたUFC Fight Night52のPRに来日していたユライア・フェイバー。北米MMA界軽量級のパイオニアは、同大会を欠場する理由となった脇腹の負傷以外にも、左肩の調子も今一つという状態で来日していた。

それでもUFCウィークエンドには宿泊先からほど近い和術慧舟會HEARTSに赴き、汗を流していたユライア。そんなユライアに今週末、27日(土・現地時間)ラスベガスのMGMグランドガーデン・アリーナで開催されるUFC178「Johnson vs Cariaso」で組まれている水垣偉弥×ドミニク・クルーズ戦の行方を占ってもらった。

水垣にとって困難な試合になることを前提としつつ、ユライアは多分に水垣サイドに立ったアドバイス的な予想を語ってくれた。

ユライア・フェイバー
「ドミニクとミズガキ、どっちが勝つか? う~ん、……。ドミニクっていうファイターは、前に出て戦う選手にとって非常にやり難い相手なんだ。それでも水垣はハイペースで前に出続けて、距離を潰すことでチャンスが広がる。ドミニクは凄く手堅く、判定勝ちを狙ってくるはずだ。ミズガキはフィニッシュするような試合の流れにもっていかないとね。そのためにも、さっきも言ったようにどんどん前に出ていくこと。そしてペースを落とさないことが非常に重要になってくる。

ミズガキがハイペースで前に出てくると、ドミニクはテイクダウンを狙ってくる。ここでしっかりとスプロールし、スクランブルに持ち込んでスタンドをキープすることが大切だ。そして殴り合いを続けるんだ。ボクシングマッチならミズガキが有利だ。もちろん、大変なことだよ。ドミニクはスイッチ、フェイントを多用し、相手を混乱させることに長けている。ミズガキにとってハードな試合になることは大前提として存在するよ。

その状況下でミズガキにアドバイスをするとすれば、相手に動きに構わず、真っ直ぐ前に出ること。前へ、前へ、前へ。それがミズガキの勝利への一歩となる。そしてこの試合は3ラウンドで行われる。5Rで戦うより、ミズガキには利のあるラウンド数だ。ドミニクが試合をしていなかった3年間、ミズガキは大いなる成功を収めてきた。ドミニクが以前のような動きができるなら、ミズガキが彼を捕まえるのは簡単じゃないけど、ミズガキには一発があるからね。ホント、どうなるかな。楽しみな試合だよ」

■UFC178「Johnson vs Cariaso」対戦カード

<UFC世界フライ級世界選手権/5分5R>
[王者] デメトリウス・ジョンソン(米国)
[挑戦者] クリス・カリアソ(米国)

<ライト級/5分3R>
ドナルド・セラーニ(米国)
エディ・アルバレス(米国)

<フェザー級/5分3R>
ダスティン・ポイエー(米国)
コナー・マクレガー(アイルランド)

<ミドル級/5分3R>
ティム・ケネディ(米国)
ヨエル・ロメロ(キューバ)

<女子バンタム級/5分3R>
キャット・ジンガーノ(米国)
アマンダ・ヌネス(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
ドミニク・クルーズ(米国)
水垣偉弥(日本)

<ライト級/5分3R>
ホルヘ・マスヴィダル(米国)
ジェイムス・クラウス(米国)

<ウェルター級/5分3R>
パトリック・コーテ(カナダ)
スティーブン・トンプソン(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ジョン・ハワード(米国)
ブライアン・エバーソール(米国)

<ライト級/5分3R>
ジョン・タック(米国)
ケビン・リー(米国)

<バンタム級/5分3R>
マニー・ガンバーリャン(米国)
コディ・ギブソン(米国)

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