＜バンタム級／5分3R＞
フランキー・サエンツ（米国）
Def.3-0:30-27, 30-27, 30-27
ノラン・ティックマン（米国）

低い姿勢のティックマンにサエンツが右ローを入れる。頭を振って前に出るティックマンだが、左ボディにテイクダウンを合わされる。蹴り上げからすぐにティックマンがスタンドに戻るも、右を被弾する。足払いのような動きを見せたサエンツに対し、ティックマンは勢いよく左ハイを見舞っていくもブロックされる。サエンツは左ミドルから右フックを打ち込む。さらに左フックを飛び込み様にヒットさせる。ティックマンは左ローを効かせ、右ローで前足を狙う。ヒザ蹴りを受けたティックマンが左アッパーストレート、接近戦でも右アッパー、サエンツが首相撲からヒザを返し、右を伸ばしてバランスを崩したティックマンからトップを奪取。左右のパンチを落とし、ラウンドを取った。

2R、左ミドルから右ストレート、組みついてダブルレッグを決めたサエンツ。パンチの最中にティックマンも立ち上がるが、かなり疲れが目立ってきた。ティックマンは左フックを伸ばすが、左ミドルを受ける。まっすぐ下がる場面が増えてきたティックマンはケージ際でバックを許し、ヒザを腿に蹴りこまれる。残り90秒でケージ中央に戻ると、サエンツが左アッパーを空振りし、ティックマンが逆にアッパーを打ち込む。一瞬の攻勢も、息を切らして長続きしないティックマン。ケージ際に追い込んだサエンツがエルボーの連打でダウンを奪う。バックからパンチ、RNCを伺ったサエンツがこのラウンドも取った。

最終回、サエンツの左ミドルにプレッシャーを受けるティックマン。サエンツはさらに左ローから、真っ直ぐ下がったティックマンにヒザ蹴り。組んでバックに回るとRNCを狙うも、胸を合わせたティックマンがシングルへ。これを潰したサエンツが再びバックへ。ティックマンも胸を合わせるも、思い切り右エルボーを被弾する。テイクダウンからバックに回ったサエンツは、後方からパンチを入れる。向き合うところで左エルボー。右エルボーから左ヒザと一方的に攻めるサエンツが、引き続き左右のエルボーで攻め込む。残り1分、ボディを受けたティックマンが距離を取り直すも、攻めに転じることはできずまたケージ際でバックを譲る。最後まで攻め続けたサエンツが3-0で文句なしの判定勝ちを手にした。

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