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【UFC144】UFC JAPAN、2月13日版試合順&カード発表

開催まで2週間を切ったUFC144=UFC JAPANだが、13日(月・現地時間)、ズッファより改めて2月26日(日)にさいたまスーパーアリーナで行われる同大会のラインナップ発表があった。

多くのファンが承知のように五味隆典と、ジャン・ティエチュエンの対戦相手だったジョージ・ソティロポロスとレオナルド・ガルシアが欠場し、新たに光岡映二、田村一聖がUFCデビューを果たすこととなった。

彼ら二人が抜擢された背景には、日本人ファイター以外の就労ビザ取得が、日程的に難しかったという大きな理由がある。一時期、ティエチュエンの対戦相手としてネット上に名前の挙がったナム・ファンは、彼自身が戦極参戦時に持っていた就労ビザが有効であると誤認し、自ら名乗りを上げたからだった。

本場のUFCを楽しみたいファンにとっては、残念な両者の欠場だが、光岡と田村にとっては、日本大会開催によって得た千載一遇のチャンスだ。五味の対戦相手として、光岡が早々に決定したが、マネージメントを生業とする人物から、UFCの意思かは不明ながら、北岡悟ら他のファイターにも出場打診はあったようだ。光岡の出場決定とは対照的に、なかなかまとまらなかったのがティエチュエンの対戦相手だった。


ズッファはティエチュエンのキャリア&実戦不足で、一方的にならない対戦相手を望んだが、層の厚い日本マットでは、これがなかなか難しい条件となった。ここでもUFCの意思、仲介者の後押しに関わらず、145ポンドのファイターとして、仲介者を通し宮田和幸、パンクラス同級王者のタクミ、金原正徳、ガイ・デルモ、美木航、そして出場が決まった田村一聖らの名前が出場候補に挙げられていた。

スポット参戦でなく、勝利すればUFC継続参戦となるため、過去の戦績も考慮され、またティエチュエンのレベルに合わせてエキサイティングな試合を望むことで、なかなか正式決定に至らなかった第1試合。ズッファサイドでは、アウトサイダーの戦績も参照し、吉永啓之輔のタトゥーが、UFCを初めて観戦する観客やスポンサーにどのような印象を与えるかまでリサーチをしていた模様だ。

オープニングファイトにおける選手探しにも、ある意味、本気度の高さを伺わせていたUFC JAPAN開催まで、刻一刻と時は迫っている。また、二転三転してきた試合順だが、今回の発表ではPPVカードが7試合、プレリミナリーが5試合となっている。

10時イベント開始から2時間で5試合を消化するには、判定決着が続くとギリギリになる計算だが、プレリミを中継するFXの米国のホームページでも、同プログラムの開始は25日午後8時(※東部時間)となっており、日本時間26日午前10時に相当するので正式決定と見てよいだろう。

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■UFC 144対戦カード

<世界ライト級選手権試合/5分5R>
[王者]フランク・エドガー(米国)
[挑戦者]ベンソン・ヘンダーソン(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ランペイジ・ジャクソン(米国)
ライアン・ベイダー(米国)

<ヘビー級/5分3R>
シーク・カンゴ(フランス)
マーク・ハント(豪州)

<ウェルター級/5分3R>
秋山成勲(日本)
ジェイク・シールズ(米国)

<ミドル級/5分3R>
岡見勇信(日本)
ティム・ブーシュ(米国)

<フェザー級/5分3R>
日沖発(日本)
バート・パラジェンスキー(米国)

<ライト級/5分3R>
アンソニー・ペティス(米国)
ジョー・ローゾン(米国)

<ライト級/5分3R>
五味隆典(日本)
光岡映二(日本)

<バンタム級/5分3R>
山本KID徳郁(日本)
ヴァグハン・リー(英国)

<ミドル級/5分3R>
福田力(日本)
スティーブ・カントウェル(米国)

<バンタム級/5分3R>
水垣偉弥(日本)
クリス・カリアソ(米国)

<フェザー級/5分3R>
田村一聖(日本)
ジャン・ティエチュエン(中国)

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