【ROMAN02】15分間戦い続けたペケーニョ×15分間攻め続けた日沖発。日沖が判定勝利を収める
【写真】まさにROMANでしか見ることができない戦いだった(C)SATOSHI NARITA
<ROMAN COMBATライト級/15分1R>
日沖発(日本)
Def.3-0
アレッシャンドリ・フランカ・ノゲイラ(ブラジル)
黒い道衣姿の日沖と青い道衣のノゲイラ=ペケーニョ。ペケーニョはケージ内をサークリングする。日沖はジャブと左の三日月蹴り、ペケーニョはサイドキックを見せる。日沖は鋭いワンツー、ペケーニョは左フックで飛び込む。日沖は首相撲からヒザ蹴りを突き上げ、四つの攻防になるとボディロックからテイクダウンしてマウントへ。日沖は上体を起こしてヒジを落とす。
ペケーニョが日沖の上体をホールドすると、日沖はヒジで顔を突き放しながら、ペケーニョの頭をマットに叩きつける。日沖は体を起こして鉄槌とヒジ。ペケーニョが日沖の右足に二重絡みしてハーフガードに戻すと、日沖は右腕を差して左ヒジを落とす。ペケーニョが左腕を差し返すが、日沖は背筋を伸ばして強烈なパンチを落とす。さらに日沖はボディに右のヒジを入れ、ハーフガードでトップキープを続けてパンチとヒジを落とし続ける。
ペケーニョが体を起こそうとすると、日沖は左手でペケーニョの顔を押さえて寝かせる。距離を取った日沖は左右のヒジと鉄槌を入れて一方的に攻め続ける。ペケーニョも必死に足を戻そうとするが、日沖は腰を落としてトップキープを続けて、左サイドに回ってパスガードを狙う。ペケーニョは日沖の左足に二重絡みすると、日沖はそのまま右のヒジとヒザ蹴りを入れる。
日沖は背筋を伸ばして左のパンチを落とし、密着しようとするペケーニョの顔を右ヒジで突き放す。残り30秒でブレイクとなり、試合がスタンドから再開。日沖が左右の前蹴りで自分の距離をキープして試合終了となった。
試合後、日沖は「プロとして内容はしょっぱかったですけど、自分が出来ることを一生懸命やりました。この試合を組んでくれた関係者のみなさん、ありがとうございます。ペケーニョ、ブラジルから来てくれてありがとう。チームのみんな支えてくれてありがとう。この年になっても強くなることを求めてやってこれました。ありがとうございました」と語った。