【UFC Fuel01】ディエゴ「王座挑戦を口にする者は皆倒す」
15日(水・現地時間)、ネブラスカ州オマハのオマハ・シビックセンターで行われるUFC on Fuel TV01「Sanchez vs Ellenberger」。メインではウェルター級ディエゴ・サンチェス×ジェイク・エレンバーガーの一戦が組まれている。
【写真】髪の毛も剃り上げ、顔面を腫らして血を滴らせるディエゴ・サンチェス。TUFシーズン後のイィ男系キャラとは180度印象が変わってしまった (C) GONGKAKUTOGI
TUFシーズン1ミドル級ウィナーから長期間、トップ級の人気を誇り、ライト級時代には世界王座挑戦経験もあるサンチェス。最近は華麗なグラップラーから、下がることを知らず、殴られることを恐れない根性ファイターという風にイメージを変えつつある。
一方のエレンバーガーは、昨年9月にジェイク・シールズを破り、世界挑戦も視野に入ってきたアグレッシブ&エンデュランス・ファイターだ。抜群のスタミナを誇り、15分間動き続けることができる。13日(月・同)にズッファより、両者の試合にかける意気込みが届いたのでお伝えしたい。
ディエゴ・サンチェス
「ジェイク・エレンバーガーとの試合は、ビッグマッチだ。彼はウェルター級トップの一人だと思う。ジョシュ・コスチェックやジョニー・ヘンドリックスよりも勢いがある。エレンバーガーを破れば、ウェルター級タイトルを狙うために良い位置につけるだろう。
エレンバーガーはUFCで5勝を挙げ、印象的な勝利も残している。皆がタイトル戦線に関して、僕を話題に挙げないけど、別に気にしていない。これまで2度、ファイト・オブ・ザ・ナイトを獲得しているけど、それよりもタイトル戦を欲しているんだ。
タイトル挑戦を実現させるために、タイトルを狙うと言っているファイターは皆倒す。ジェイク・エレンバーガーには、納得のいく勝ち方をする。そのためにオマハにやってきたんだ。
別にエレンバーガーのホームタウンで戦うことは、プレッシャーにならない。そういうことは、もう既に気持ちのなかで整理をつけている。精神も心理的要素も、全ては頭脳ゲームのうちだよ。若い頃は、そういうことをよく考えていた。試合前に頭のなかで、対戦相手に勝つことも試合の一部だと思っていたんだ。
でも、今はケージに入り、鍵が閉められると、そこからは二人の戦い。それまでのトレーニング、生き方で勝負は決まってくる。全ては気持ち次第さ」
【写真】昨年9月にジェイク・シールズをヒザ蹴りで破っているジェイク・エレンバーガー。現暫定王者カーロス・コンディットは、09年9月に戦い逆転のスプリット判定負け。1RにはTKO直前までコンディットを追い込んでいる (C) GONGKAKUTOGI
ジェイク・エレンバーガー
「ジェイク・シールズとの試合で、素晴らしい勝利を手にすることができた。ただし、この試合はこの試合で、前の試合は関係ない。サンチェスは、全く違ったタイプの試合をしてくるだろう。この試合はタイトル挑戦権を手にするのに、非常に大きな意味を持つ。水曜日以降のことは、余り考えていないけど、世界タイトルは僕のゴールだからね。
ニック・ディアズとカーロス・コンディット戦は、ともてエキサイティングだった。僕とカーロスは歴史を作った。彼から勝利を取り返したい。前回の試合では、スプリットで敗れたけど、この2年で僕は少し速くなり、もの凄くスマートになった。苦労してベルトにこぎ着けたカーロスを尊敬している。まるで僕のようだ。だからこそ、心からカーロスとまた戦いたいんだ」
■UFC Fuel01対戦カード
<ウェルター級/5分3R>
ディエゴ・サンチェス(米国)
ジェイク・エレンバーガー(米国)
<ヘビー級/5分3R>
ステフェン・シュトルーフ(オランダ)
デイブ・ハーマン(米国)
<ミドル級/5分3R>
アーロン・シンプソン(米国)
ホニー・マークス(ブラジル)
<ヘビー級/5分3R>
スタイプ・ミオシッチ(米国)
フィリップ・デフライズ(英国)
<バンタム級/5分3R>
TJ・ディラショー(米国)
ウォーレル・ワトソン(米国)
<バンタム級/5分3R>
アイヴァン・メンジバー(カナダ)
ジョン・アルバート(米国)
<フェザー級/5分3R>
ジョナサン・ブルーキンズ(米国)
ヴァグネル・ホシャ(ブラジル)
<ミドル級/5分3R>
ボビー・ロバーツ(米国)
シェーン・レフラー(米国)
<ライト級/5分3R>
アントン・クィバネン(フィンランド)
ジェスティン・サラス(米国)
<ライト級/5分3R>
ティム・ミーンズ(米国)
ベルナルド・マガリャエス(豪州)