【LFC07】マカオ発――油断厳禁=韓国&中国の成長
リアルタイムで追えなかったMMAイベントを後追いリポートするMMA SALON、今回は11日(土・現地時間)にマカオのシティ・オブ・ドリーム内グランドハイアット・マカオで行われたLegend FC07の模様をお届けします。
【写真】 アジアン・エキゾチックなLFCのリングガール (C) MMAPLANET
マカオの一大カジノ&リゾート、シティ・オブ・ドリームは中国大陸からの観光客の姿が目立つ館内。中国人ファイターの人気は高いが、他の国の選手にブーイングが飛ぶということもない。この日、一番のブーイングを浴びたのは、中原太陽に反則負けを宣告したレフェリーだった。
その中原の反則負けを含め、日本人は1勝2敗。辰巳豪人をTKOで下したヤン・ヘジュンがノックアウト・オブ・ザ・ナイト。デミアン・ブラウンを三角絞めで破った日本の安藤晃司が、サブミッション・オブ・ザ・ナイトを獲得している。ファイト・オブ・ザ・ナイトは、テイクダウンの攻防が主となったメインのベ・ミョンホ×リ・ジンリャン。
そのメインで判定勝ちを収めたベ・ミョンホがLFCウェルター級王座初防衛に成功し、セミでは中国同士となったタイトル戦で、挑戦者ジュマヴィエク・トルスンが、ヤオ・ホンガンからスプリットながら判定勝ちを収め、LFCバンタム級王座を獲得した。
国ごとのアベレージでは、日本の優位は揺るぎないだろうが、メインやセミの中国&韓国トップの試合や、キャリア5勝2敗のウォン・サイの試合ぶりを見ていると、その座に胡坐をかいていれば、アジアトップの座は奪われかねない。そんな各国の熱さがLFCから感じられた。
なお、LFC次回大会は3月20日にインドネシアのジャカルタでの開催となる。