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【DWCS S10 Ep10】元ONEムエタイ王者サンデルが、ポアタン妹と対戦。仕切り直しヴィスコンジ×イリアス

【写真】ONEからUFC――ライニア・デリダーやロベルト・ソルディッチ、パンダらがいるが……ムエタイからの転向のサンデルはどうなるか。非常に興味深い(C)Zuffa/UFC

13日(火・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのメタ APEXで2026年のコンテンダーシリーズも最終週を迎える。過去に何度も見られたダナ・ホワイトが出場選手に雷を落とし、コンテンダーシリーズの意味合いを説明するという場面が見られなかった今年の火曜日の夜。
Text by Manabu Takashima

過去9週、44試合で実に42人のUFCファイターが生まれている。UFC的には大漁・豊作と言えた今年のコンテンダーシリーズの掉尾を飾るのは、第8週の第1試合に予定されていたフェザー級=イリアス・ブライド×エリッキ・ヴィスコンジのマッチアップだ。


(C)Zuffa/UFC

大会当日にブライドが体調不良に陥り、流れた一戦。そのブライドはK-1 World GP65キロ世界トーナメントで準優勝している元キックボクサーで、MMAでは9勝0敗のオランダ=Levels Fight Leagueのフェザー級チャンピオンだ。

対するヴィスコンジは、今年の5月にLFAフェザー級のベルトを巻いている。戦績は17勝3敗、黒星の全てはバンタム級で喫したもので、フェザー級では無敗のファイター。

暫定王者と合わせるとヴィスコンジを含め9人のファイターがLFAフェザー級のベルトを手にしているが、過去8人の王者のうち6人がUFCと契約している(※デイモン・ジャクソンはLegacy FCからUFCと契約。リリース後にLFA王者からPFLへ。その後、LFA経由でUFCにステップアップした)。登龍門最高位の王者ヴィスコンジは、彼らに続くことができるか。

(C)Zuffa/UFC

コメインの女子バンタム級にはアレックス・ポアタンの実妹アリーニ・ペレイラが出場する。GLORYで世界女子バンタム級王座挑戦経験があり、Karate Combatでベルトを巻いたアリーニは、MMA戦績は3勝2敗。5月に最低保証ファイトマネーが4万ドルというMVP MMAで戦いシャド・マッソンワンからスプリット判定勝ちを収めている。

勝利ボーナスと合わせて1万ドルのコンテンダーシリーズで、アリーニと戦うスウェーデンのスミラ・サンデルは、これがMMA3戦目となる。とはいえサンデルはキックで36勝(23KO)5敗というレコードを持つストライカーだ。12歳で両親がタイのサムイ島に移り住み、ムエタイを学び始めるとスタンプ・フェアテックスに感化され、単身パタヤに移りフェアテックスジムに住み込み、昨年まで所属していた。

(C)Zuffa/UFC

WPMF世界王座は取り逃したが、2022年にONEと契約すると4連勝でONEムエタイ世界女子ストロー級王座を獲得、しかし2024年5月の初防衛戦で計量に失敗し、タイトル剥奪に。そのタイミングでONEを離れ、カナダはバンクーバーのライアン・ディアスの下へ。マット・ヒュームの愛弟子にMMAを学び、ベガスのTNUで2試合連続KO勝ち中。いずれもヒジやヒザを使いこなしての勝利だ。

ポアタンの妹ということでアリーニへの注目が高いファイトだが、サンデルへの期待値はその上をいくといっても過言でないだろう。

(C)Zuffa/UFC

第3試合のウェルター級で、ウィル・レンツと戦うルイス・フランシスキネーリにも注目したい。MMAキャリアの全てをLFAで戦い6勝1敗――6度の勝利は全てKO勝ちというフランシスキネーリ、うち5度が初回KO勝ちだ。

キッズやアマでキックボクサーとして活躍し、2011年にパラグアイで行われた南米選手権で優勝という肩書を持っており、MMA唯一の敗北が、去年の11月に現PFLファイターのジョナサン・ピアズマとのLFAウェルター級タイトルマッチというフランシスキネーリ。テイクダウン&コントロールに完封され、RNCで一本負けを喫している。

寝技に穴があると見られるのは当然だが、それ以上に目が行ってしまうのがウェルター級ながら198センチの長身と213センチのリーチを誇る体躯だろう。仮にフランシスキネーリがUFCと契約するとUFCウェルター級史上、最も背の高いファイターとなる。加えて現在のUFC配下選手でも、アレクサンダー・ヴォルコフとタリソン・テイシェイラに続く長身ファイター誕生となるが、果たして。

シーズン07とシーズン09で46人がUFC行きを決めているが、勝者5人全てがUFCに進めばコンテンダーシリーズ記録を更新することになる――2026年コンテンダーシリーズ最終週も、やはり見逃せない。

■視聴方法(予定)
10月7日(水)
午前8時00分~UFC Fight Pass
午前7時45分~ U-NEXT


■DWCS S10 Ep09対戦カード

<フェザー級/5分3R>
イリアス・ブライド(オランダ)
エリッキ・ヴィスコンジ(ブラジル)

<女子バンタム級/5分3R>
アリーニ・ペレイラ(ブラジル)
スミラ・サンデル(スウェーデン)

<ウェルター級/5分3R>
ルイス・フランシスキネーリ(ブラジル)
ウィル・レンツ(米国)

<ミドル級/5分3R>
ダヴィ・カブラル(ブラジル)
ドウグラス・ダ・ラパ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
ジェイソン・アッシャー(米国)
グレッグ・フォスター(米国)

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