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【PFL2026#14】カモーシェにアベンジ=最初で最後のPFL世界女子フライ級王座決定戦、ジェナ・ビショップ「日本のファンが試合を見ている姿を見るのが大好き」

【写真】医学か人類の進歩か。42歳の王者に挑む、40歳のビショップ。MMAが強くなり続けている (C)MMAPLANET

16日(金・現地時間)、イリノイ州シカゴのウィントラスト・アリーナで開催されるPFL 2026#14「Chicago」でジェナ・ビショップが、リズ・カモーシェとPFL女子フライ級王座決定戦を戦う。
Text by Manabu Takashima

IBJJFノーギ・ワールドの黒帯ライト級で金・銀・銅メダルを獲得。2019年ADCC北米予選1stステージ優勝、ワールドマスターのマスター1で世界王者になると、35歳でMMAに転向したビショップ。MMAに適した柔術でLFA4連勝、Bellatorを経てPFLへ。

キャリア7連勝を達成すると、タイラ・サントス&ダコタ・ディチェバに連敗――も、再起戦となった女子フライ級ワールドT1回戦で渡辺華奈を破る。同トーナメントの決勝で、今回対戦するリズ・カモーシェに敗れたビショップだが、今年に入り2試合連続で王座決定戦を戦う権利を手にした。

前回の敗戦を経て、柔術で勝てるMMAファイターとしてさらなる成長を見せるビショップに、リベンジいやアベンジ戦となるカモーシェとのワールドタイトル戦について話を訊いた。


柔術でMMAを勝てることで、さらなる自信を手にすることができた

――リズ・カモーシェと1週間後にシカゴで戦います。今の気持ちを教えてください(※取材は9日に行われた)。

「とてもワクワクしているわ。この試合は前回の敗北を経てアベンジ戦になる。本当に楽しみなの」

――リベンジでなく。アベンジなのですね。ジェナのMMAへの取り組みが理解できるような気がします。ところで1度対戦して敗れた相手ですが、ワールドT決勝と世界王座決定戦で戦うのはどこか気持ちに違いがあるのでしょうか。

「トーナメント戦の決勝で戦った時と比較して、今回の方が準備期間が少し長く持てたから。そこが違っているわね。十分にリフレッシュしたところから、試合に向けてしっかりと調整を積むことができたわ。それに今年に入ってから、自分自身がどういうファイターなのか以前より理解できるようになったことも大きくて。だからこそ、今回の試合には自分に期待している面があるわ」

――今年はボレナ・ツェルツヴァゼ戦でRNCを極め、アリアネ・リプスキ戦は腕十字で一本勝ち。元UFCファイターから得た勝利は、ジェナのキャリアの中で特別な意味合いを持つのでしょうか。

「う~ん、彼女は経験豊かなファイターだったけど、元UFCファイターかどうかという点は、意識はしていなかったわ。彼女がUFCで戦っていたかどうかではなく、あれだけ経験のある選手に一本勝ちできたことで自信になったけど。PFLの女子フライ級にはUFCで戦ってきた選手、ランカーだった選手も少なくないし。当然、UFCファイターに勝っている選手も少なくない。そのなかであれだけ経験豊富なファイターを初回でフィニッシュしたことが大きかった。そこが一番の自信になっているわ」

――リプスキ戦のようにバックグラブから、1分以上時間が残っているなかで腕十字を仕掛ける選手はほぼいないかと思います。

「MMAで柔術の技術を駆使することには、本当に自信を持っているの。柔術家がMMAで、柔術と同じように活躍できるとは限らない。でも私の柔術はMMAに適しているから。柔術でMMAを勝てることで、さらなる自信を手にすることができたの」

――前回のリズとの試合では腕十字から、三角へ移行しエスケープされました。あの腕十字はかなり極まっていたかと。

「あの時は……極め急いでしまった。三角絞めから肩を極めることができると思い、焦ってクラッチをルーズにしてしまって。ショルダーロックを仕掛けたけど、あそこは三角のままでいるべきだった。あれは正真正銘、私のミステイクね」

――最後は打撃戦に応じて、右ボディから左フックで後方に一回転。パウンドの追撃でレフェリーが試合を止めました。

「そこは逆にリラックスしすぎていたかもしれない。パンチで来るなら構わない、受けて立とうなんて思っていたから。パンチを貰って後方回転をして……ガードを取ろうと思って。で、鉄槌を落とされながら、ハーフガードを取ろうとしていたらレフェリーが割って入ってきた……。タイトル戦だし、私は死んでも構わないぐらいの気持ちで戦っていたから、あそこで止めて欲しくはなかった。

一瞬でも気を抜くと、ああいうことが起こってしまう。パンチを貰ってしまうレンジだってことを見落としてしまって。試合中は、常に集中しないといけない。そんなことを改めて勉強させてもらった」

楽しんで自分の全てをぶつけたい

――長年サンディエゴをベースに戦ってきたジェナとリズですが、練習を一緒にすることもあったのですか。

「以前は一緒に練習をしていたわ。でも、もう何年も前の話よ。彼女は今年になってフロリダに移ったし、あの時から練習をしたことはないわ」

――なるほどです。ところでPFLは2027年1月よりMVP MMAとして活動することになっています。最初で、そして最後のPFL女子フライ級王座を賭けて戦うことにどのような気持ちでいますか。

「最初で最後、最高ね(笑)。タイトル戦では私が完全なマーシャルアーチストだということを見せたい。この階級で最高のファイターの1人と戦うためにケージに上がるのだから、楽しんで自分の全てをぶつけたいわ」

――MMAではもうずっとガードからのコントロールは評価されずに来ました。そして今やテイクダウンやトップコントロールもダメージを与えてないという理由で、下手するとジャブ一発より評価されないです。

「本当ね」

――ただし、寝技もガードからの仕掛けも理解があるのが日本のファンだと思っています。そんな日本のファンに一言お願いできないでしょうか。

「私は日本のファンが大好きよ。この世界で唯一、MMAを本当に理解してくれるファンだから。日本のファンはただ血生臭い殴り合いが見たいというわけでなく、技術を尊重してくれる。だからこそ、いつか日本で戦いたい。そういうファンの前で戦うことが、私の夢なの。

なんていうのかな……、私は日本のファンが試合を見ている姿を見るのが大好きで。そんなファンの前で戦うことができる日がやってくることを夢見ているわ。いつも、サポートありがとう」

■視聴方法(予定)
10月17日(土・日本時間)
午前6時45分~U-NEXT


■PFL2026##14対戦カード

<PFL女子フライ級王座決定戦/5分5R>
リズ・カモーシェ(米国)
ジェナ・ビショップ(米国)

<フェザー級/5分3R>
チムール・ヒズリエフ(ロシア)
ガブリエル・ブラガ(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
サルバツホン・ハミドフ(タジキスタン)
ハファエル・ムリシャ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
オワリー・トンジア(フランス)
JP・セントルイス(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
エミリアーン・ソルディ(アルゼンチン)
エイブラハム・バルビー(英国)

<女子フライ級/5分3R>
シャノン・クラーク(カナダ)
ルセロ・アコスタ(メキシコ)

<ライト級/5分3R>
カッシオ・バラォン(ブラジル)
ケヴィン・ピース(米国)

<ライト級/5分3R>
ガミッド・ヒズリエフ(ロシア)
マイケル・ボイラン(ポーランド)

<女子フライ級/5分3R>
パウリナ・ヴィシニエフスカ(ポーランド)
チェルシー・ハケット(豪州)

<バンタム級/5分3R>
コビー・フェア(米国)
ロサリオ・ロメロ(米国)

<ウェルター級/5分3R>
エリエゼル・クバンザ(コンゴ民主共和国)
トレイ・ウォーターズ(米国)

<フェザー級/5分3R>
ノア・アルモーシヨ(米国)
ケイデン・コックス(豪州)

<女子ストロー級/5分3R>
ベニタ・フォンローイ(オランダ)
ジュリアニ・ペレア(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
レヴァン・カバラエフ(米国))
モルケス・フォレスト(米国)

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