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【UAEW65】軽快なステップとコンパクトなパンチと蹴り、ヤクボクがパニャレスを判定で下す

【写真】ヤクボクのバランスの良さが光る勝利だった (C)UAEW

<59キロ契約/5分3R>
フィルカドベク・ヤクボク(ウズベキスタン)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ルエル・パニャレス(フィリピン)

サウスポーのパニャレスに対し、ヤクボクが細かいステップからアウトローと右ミドルを蹴る。パニャレスも左ミドルと左ストレートを返し、ヤクボクが右ミドルを蹴る。パニャレスの左ミドルを受けて、すぐに右ストレートを返すヤクボク。パニャレスのステップインにも右ストレートを狙う。

パニャレスは右のサイドキックと左ストレートを見せ、ヤクボクは右ストレートから左フック、右ハイ。互いにミドルを蹴り合い、ヤクボクが左フックとアウトローで前に出る。ここで攻撃が少ないパニャレスにレフェリーから注意が与えられる。再開後、パニャレスが左ミドルと左ストレート見せるが、ヤクボクが細かいフェイントから右ミドルにつなげる。

パニャレスは左ストレート、左ミドルから左ストレート。ヤクボクが細かいステップから左フックを狙い、パニャレスは左ミドルを蹴る。ヤクボクは変わらず細かいステップとフェイトで前進。パニャレスが左ストレートからダブルレッグで組みつくと、ヤクボクはそれを切って右ヒジを当てる。

2R、ヤクボクが右の前蹴りと右ハイ、パニャレスはワンツーで飛び込む。このラウンドもヤクボクが細かいステップを踏んで右ストレート、パニャレスは左ストレートを返す。パニャレスが左ミドルを蹴ると、ヤクボクもすぐに右ミドルを蹴り返す。ヤクボクはジャンプしながらの右ミドルも蹴り、左のアウトロー。

パニャレスは左ストレートを狙って前に出るが、ヤクボクにかわされる。ヤクボクも前後のステップ、ジャブから細かいパンチをまとめる。パニャレスはじりじり前に出て左ストレート、ヤクボクのワンツーをバックステップでかわす。パニャレスは左ミドル、踏む混んでジャブを打つ。

ヤクボクも右ストレートからぱんちをまとめて右ミドル。パニャレスはシングルレッグからテイクダウンを狙うが、ヤクボクに深く組めない。ヤクボクが前後のステップからロー、パニャレスが左ストレートを伸ばす。最後はパニャレスが左ミドル、ヤクボクが左フックを狙ってラウンド終了となった。

3R、パニャレスがワンツー。ヤクボクはアウトローを蹴って右ストレートで前に出る。互いにミドルを蹴り合い、パニャレスがワンツーで飛び込むと、逆にヤクボクが右ストレートを効かせる。さらにヤクボクは顔面へのスピニングバックキックも繰り出し、もぐりこむような右ボディストレート、右ミドル、ワンツーと手数を増やす。

パニャレスは時折前手=右手を下げてワンツーや左ミドル、ヤクボクも身を沈めての左フックで応戦。パニャレスがパンチから左ミドルを蹴れば、ヤクボクが細かいパンチで前に出る。パニャレスも左ストレートを顔とボディに打ち分け、ボディにパンチをヒットさせる。

ヤクボクは自分の左に回って左フック、パニャレスの左ストレートを空振りさせて右ストレートを打ち込む。さらに首相撲になるとヤクボクが距離を取って右ストレート、左が単発になるパニャレスに対し、ヤクボクは細かいパンチやローを当てる。パニャレスも右ストレートを当てる場面があるが、ヤクボクがダブルレッグでテイクダウンす。一度は立たれたヤクボクだが、最後はグラウンドで上になるサイドポジション抑え込んで試合終了となった。

判定はヤクボクが勝利。軽快な左右前後のステップとコンパクトなパンチからの蹴り、ヤクボクのバランスが良さが目立った。


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