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【UAEW65】カーフを効かした藤田大和だったが、TD&コントロールされマクラーレンに0-3で敗れる

【写真】テイクダウンを切ることができなかった(C)UAEW

<57.95キロ契約/5分3R>
リース・マクラーレン(豪州)
Def.3-0
藤田大和(日本)

藤田が800グラム・オーバーでキャッチウェイト戦になった一戦。右に回る藤田が右カーフを蹴る。藤田はスイッチしつつ足を使い、カーフを続ける。マクラーレンは右ロングを見せるが、届かない。スイッチして左インローを蹴った藤田に対し、マクラーレンが一気に距離を詰めて右を伸ばす。マクラレーンもすいっちして左ミドル、藤田は左フックから左ミドル、そしてハイを繰り出す。

ジャブを入れたマクラーレンが、カーフに右フックを合わせようとする。藤田は左フックから左ミドルを蹴られる。カーフの藤田、ワンツーのマクラーレンの左足に連続でカーフを蹴り込む。マクラーレンはスイッチして左を伸ばすと、ショートのコンビで前に出る。左を入れたマクラーレンに対し、藤田は右フックを返すと右カーフ。マクラーレンがついに聞いた素振りを見せ、懸命に首相撲からヒザを放つ。

藤田はカーフから左をヒットさせたが、マクラーレンは直後にダブルレッグでテイクダウンを決める。藤田は立ち上がろうとし、ケージを背負った状態で初回が終わった。

2R、藤田は右カーフを空振りし、バランスを乱しマクラーレンにトップを譲る。蹴り上げから立ち上がった藤田は、シングルレッグにギロチンを合わせるがマクラーレンは頭を抜くとシングルレッグを再び狙う。藤田はここもギロチンを防がれ、ボディロックにウィザーも立ち上がることができない。

それでも強引にボディコントロールを狙い、重心が浮いた隙に藤田がスタンドに戻る。マクラーレンはすかさず小外でテイクダウンを奪うと、同時にマウント奪取。肩固めのマクラーレンが、トップをチョイス。藤田はハーフに戻すが、枕でパスの圧を掛けられる。そのまま藤田は下のままでラウンド終了を迎えた。

最終回、サウスポーに構えたマクラーレンが飛び込んでダブルレッグでリフト&スラムする。藤田はギロチンをセットできず、ハーフから潜りに行くが鉄槌を落とされ、バックを取られそうになる。マクラーレンは藤田の動きに合わせて、正対してトップを奪取。パスガードを決めて、スクランブルでバックへ。右足をフックされた藤田は、窮屈な姿勢で立ち上がることができない。

マクラーレンは横回転から、両足をフックしつつ藤田が上を向いて防ぐとマウントを取る。ハーフに戻されても、再び足を抜いてマウント&肩固め狙いのマクラーレン。藤田はエルボーを落とされ、ハーフに戻しても側頭部にヒジを連打される。残り1分を切り、。マクラーレンにしがみつき防戦一方の藤田。最後の10秒で立ち上がったマクラーレンが振りかぶってパウンドへ。藤田はすかさず立ち上がり、両者が正対したところでタイムアップに。

藤田は計量失敗を詫びたのか、マクラーレンに頭を下げる。

初回にカーフを効かせた藤田だったが、2Rと3Rはテイクダウンからコントロールを許し0-3で敗れた。UFCを目指し、砂漠で孤高のチャレンジを続ける藤田だが、世界最高峰が遠のく敗北となった。


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