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【UAEW65】9月にLFA王座を失ったラニー・シウバ、スプリットでオリヴェイラに下りUAEWのベルトを逃す

<UAEW女子ストロー級王座決定戦/5分5R>
ミシェリ・オリヴェイラ(ブラジル)
Def.2-1:48-47.48-47.47-48
ラニー・シウバ(ブラジル)

9月にLFA女子ストロー級ベルトを失ったばかりのシウバが、世界最高峰を目指しUAEWに転じ即王座決定戦を戦う。サウスポーのシウバに対し、オリヴェイラが右ミドルを蹴る。シングルに出たオリヴェイラは、バックへ。ウィザーで耐えるシウバは、ボディロックテイクダウンを切り返しトップを取る。

すかさずオモプラッタをセットすると、シウバが体を跨いで防御。オリヴェイラは、スイープに切り替えトップを取り返すと、ハーフで抑える。時間を掛け、パスを決めたオリヴェイラが即マウントを奪取する。残り2分、胸を合わせていたオリヴェイラが頭を上げてパンチを打ちつける。ハーフに戻したシウバだが、すぐにオリヴェイラが足を抜きアームロックを仕掛ける。腕を自らの足で挟んで防いだシウバは、潜りにエルボーを落とされ初回が終わった。

2R、ボディにジャブを伸ばすシウバが、右オーバーハンドを当てる。オリヴェイラは右前蹴り、続いてシングルレッグに出るとシウバが顔面を殴る。差し上げテイクダウンも、シウバがスプロールから離れて試合はスタンドへ。

ローで尻餅をつかされたオリヴェイラは、すぐに立ち上がって左ジャブ。シウバはスイッチを織り交ぜ、右を伸ばす。右カーフを入れたシウバがジャブを当て、右を狙う。縦ヒジを外したオリヴェイラが組みついて、ケージへ。シウバは体を入れ替えてエルボーを打ち込む。シウバはヒザをボディに入れるが、最後にオリヴェイラが払い腰で投げ、トップからパンチを落とした。

3R、勢いのある右カーフを入れたシウバが、左フックをヒットさせる。シウバはスイッチしてインロー、戻して右フックを入れる。左右に動きでパンチを振るうシウバに対し、オリヴェイラも左から右を放つ。シウバは右ハイをガードの上から蹴り、オリヴェイラはローに右を合わせる。内と外から前足を蹴るシウバが、組みを切る。オリヴェイラはシングルからボディロックでケージにシウバを押し込むと、小外でテイクダウンを狙う。

ケージを利して耐えたシウバは左を差し返し、テイクダウンを許さない。ダブルアンダーフックとしたシウバが体を入れ替え、払い腰を防いでパンチを顔面に入れる。オリヴェイラはついにボディロックテイクダウンを決め、20秒間トップで過ごした。

4R、ワンツーの右を決めたシウバが、ショートのコンビで前に出る。さらに右カーフを2発入れるが、オリヴェイラも右を返す。シウバは右カーフを繰り返すも、ダブルレッグでケージに押し込まれる。オリヴェイラはシングルにスイッチし、腰を抱えてテイクダウンへ。しかし、体重を掛けすぎ下になりシウバにトップを取られる。ガードの中で動けないシウバを見て、レフェリーがブレイクを命じた。

スタンドに戻ると左ハイを見せたシウバが、縦ヒジでステップイン。さらに左を当て、左ミドルをキャッチされそうになっても足を抜く。オリヴェイラは粗いコンビで前に出るが、シウバにいなされる。ならばとダブルレッグからシングルでケージに押し込んだが、テイクダウンは奪えなかった。

最終回、右フックをヒットさせたオリヴェイラ。シウバはワンツーを返し、カーフを蹴る。オリヴェイラはダブルレッグでクリーンテイクダウンを奪う。蹴り上げを捌くオリヴェイラは、スクランブルのシウバに組んでバックを伺う。シウバは正対して、逆にボディロックに取るとヒザをボディに突き刺す。

ウィザーから左を差し返し、ポジションを入れ替えたオリヴェイラだがレフェリーが両者を分ける。残り2分、前に出ようとするオリヴェイラに対し、シウバが右をヒットさせる。ならばとシングルでケージに押し込むオリヴェイラだったが、シウバが回って間合いを取り直す。オリヴェイラは足を使うシウバに組みつくも、テイクダウンを奪えずタイムアップを迎えた。

両者、決定打はなく組みと打撃の主導権争いは――スプリットでオリヴェイラに凱歌が挙がり、ベルトが腰に巻かれた。


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