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【FORCE22】計量終了 メインは高岡が再起戦&大竹との再戦。打撃強化で「しっかりKOで勝ちます」

【写真】2019年に一度対戦している高岡と大竹。初戦はドロー、再戦の結果や如何に(C)FORCE/TNS

25(土)、翌26日(日)に香川県の高松シンボルタワーで開催されるFORCE22の計量が、高松市のFORCEジムで行われた。
Text by Shojiro Kameike

メインでは地元・高松のフライ級世界ランカー、高岡宏気大竹陽を3回戦で迎え撃つ。高岡、大竹のほか出場選手全員が計量をパスしている。


修斗高松大会=FORCEのメインイベントといえば、やはり高岡だ。高岡のプロデビューは2017年4月。そこから白星と黒星、あるいは引き分けを繰り返す苦しいキャリアを過ごしながら、2023年には遂に修斗のランキング入りを果たす。2024年に入ると3連勝を収めるなど、着実にランキングを上げてきた。さらに2025年3月には地元で開催されたRIZINにて、飴山聖也をRNCで下している。

そんな高松の連勝がストップしたのは今年6月に行われた高松大会のメイン――亮我との世界ランカー対決だった。高岡はテイクダウン&スクランブル合戦で十分に組みのレベルアップを見せるも、亮我が打撃戦を選択すると、手数とプレスでは負けてはいなかったが正確性で亮我が上回る展開で判定負け。この勝利によって亮我が世界王座に挑むことになった(11月16日、関口祐冬に挑戦)と考えると、高岡にとっては何とも悔しい敗北だっただろう。

FORCEプロモーターで高岡の師でもある豊島孝尚FORCEジム代表によると、高岡は打撃強化のため大阪のチーム吉鷹練習に参加しているという。チーム吉鷹といえば競技の枠を超えトップファイターたちが集まり、打撃を磨く場だ。もちろん修斗をはじめとする数多くの関西MMAファイターが、練習会を主宰する吉鷹弘氏の指導を仰いできたのはご存じのとおり。亮我戦で高岡が見せた「伸びしろ」は、ともに成長している打撃と組みの連携だった。チーム吉鷹の練習を経て、高岡はさらにMMAファイターとしての進化を見せることができるか。

高岡が注意しなければならないのは、ここで打撃に走りすぎる展開だ。対戦相手の大竹陽は現在2連敗中ではあるものの、破壊力ある拳が武器。これまでも相手のパンチを被弾し、押されながら打撃で逆転する展開を披露してきた。高岡にとっては鍛え上げた打撃、パンチで優位に立っても不用意に突っ込めば、大逆転の一撃をもらうリスクも決して低くはない。特に大竹はここで高岡を沈めれば、一気にランキングを上げられるチャンスだ。それだけに高岡にはゲームメイクのレベルアップも求められる。

以下は計量後の両者のコメント。

高岡宏気
「大竹選手とは数年前に一度試合をしていて、今回が再戦になります。同い年で、ここ数年でお互いキャリアを積んできて、どちらが成長しているかを明日見ることができると思います。しっかりKOで勝ちます」

大竹陽
「6年振りに香川へ戻ってきました。相手も高岡君。向かい合って楽しみが増したんですけど、それは明日に取っておきます。また香川を盛り上げに来たので、僕らの試合で『レベルが違うよ」というところを見せられれば良いなと思っています。今回の試合で、この先に繋げられるような結果を残すので、僕の試合を楽しみにしていてください」

■視聴方法(予定)
10月25日(日)
午後2時50分~ツイキャスPPV

■FORCE22 計量結果

<フライ級/5分3R>
高岡宏気:56.6キロ
大竹陽:56.7キロ

<バンタム級/5分2R>
魚山皓平:61.0キロ
小見山瞬:61.2キロ

<ライト級/5分2R
ムクロック:70.5キロ→70.3キロ
KENZO:70.1キロ

<ストロー級/5分2R>
シン・ケンザン:52.1キロ
出井海七斗:51.6キロ

<フェザー級/5分2R>
山田稜真:65.1キロ
P助:65.7キロ

<女子59.0キロ契約/5分2R>
近藤世里菜:58.8キロ
KURUMI:58.1キロ

<フライ級/5分2R>
森貴史:56.6キロ
下田洋介:56.3キロ

<キッズ修斗 40キロ以下/3分×1R>
笠井遥月:当日計量
新谷幸輝:当日計量

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