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【FORCE20】計量終了。メインはフライ級世界ランカー対決、地元・高岡×沖縄・宮城

【写真】いつもより落ち着きが感じられる高岡と、しっかり絞った宮城のフェイスオフ(C)Torao Nation State

7日(土)、明日8日(日)に香川県の高松シンボルタワーで開催されるFORECE20の計量が、高松市のFORCEジムで行われた。
Text by Shojiro Kameike

20回目を迎えるプロ修斗高松大会=FORCE、今大会のメインイベントでは宮城友一×高岡宏気のフライ級世界ランカー対決が組まれた。ともに計量は一発でクリアしている。


現在、修斗世界フライ級ランキングでは宮城が3位、高岡が9位となっている。キックボクシングとMMAを含めた格闘技キャリアでは、元グラジエイター王者でもある宮城が大きく上回っていることは間違いない。2018年1月にグラジのライトフライ級正規王者となった宮城は、翌2019年以降は修斗―グラジと交互に出場。徐々にランキングを上げ、目標の修斗王座に近づいていた。しかし今年1月、鈴木崇矢に4秒でKO負けを喫し、この高岡戦が再起戦となる。

そんな宮城を迎え撃つ高岡は香川在住ファイターで、大会主催者の豊島孝尚氏が運営するFORCEジム所属として、高松大会を背負って戦ってきた。現在は黒星がひとつ先行しているものの、今年3月には恐山陸奥太郎を2RでKO。これまでの課題でもあった、チャンスからフィニッシュに繋げる力を向上させている。

計量クリア直後、宮城は「明日はメインなので盛り上げて――というタイプではないので、いつもどおりしっかりやって勝ちます。そして妻と娘のもとに帰る。それが楽しみです」と語った。一方の高岡は「明日はFORCE20回目の記念すべき大会なので、しっかりKOで締めくくれるように頑張ります」と意気込みを述べている。

宮城が得意とするフィールドは、ゼロ距離からの打撃とグラウンドの展開だ。至近距離あるいは中間距離ではなく、首相撲を含めて組んでからの攻防で力を発揮する宮城にとって、テイクダウンを軸に戦う高岡の以前のスタイルは相性が良かったかもしれない。しかし高岡は恐山戦で中間距離の打ち合いを制するなど、スタイルチェンジも見られた。一方で恐山の左ストレート、左ミドルをもらう場面もあり、宮城が同様の攻撃からグラウンドに持ち込むことも考えられる。どちらが最初に自分の距離をつくるかが勝負のカギとなるか。

■視聴方法(予定)
9月8日(日)
午後2時50分~ツイキャスLIVE

■FORCE20 計量結果

<フライ級/5分3R>
高岡宏気:56.6キロ
宮城友一:56.4キロ


<フライ級/5分2R>
堀川“55”滉介:56.6キロ
井口翔太:56.4キロ


<バンタム級/5分2R>
矢野武蔵:61.2キロ
藤田ムネノリ:61.1キロ

<フェザー級/5分2R>
垂水稔朗:65.7キロ
一水浩二:65.3キロ

<バンタム級/5分2R>
魚山晧平:61.0キロ
波平コング:60.9キロ

<フライ級/5分2R>
森貴史:56.4キロ
南優人:56.6キロ

<ストロー級/5分2R>
シン・ケンザン:51.6キロ
高橋 佑太:51.9キロ

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