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【ONE173】安保瑠輝也が初参戦でグレゴリアンと対戦、吉成名高は新設ムエタイ・アトム級の王座決定戦

【写真】K-1→RIZINと戦いの場を移してきた安保。野杁へのリベンジを果たすべくONE参戦を決意した(C)TAKUMI NAKAMURA

11日(木)都内にて、11月16日(日)有明アリーナで開催される「ONE173」の追加対戦カード発表記者会見が行われた。
Text by Takumi Nakamura

正規王者スーパーボン・シンハ・マウィン×暫定王者・野杁正明のONEキックボクシング世界フェザー級王座統一戦をメインイベントに、王者・若松佑弥×挑戦者ジョシュア・パシオのフライ級選手権試合、武尊×デニス・ピューリックなど、3月のONE172同様に日本人を中心に豪華カードが並んでいる今大会。

追加カードとして吉成名高×ヌンスリン・チョー・ケットウィナーの初代ONEムエタイ世界アトム級王座決定戦、空位になっているムエタイ・フライ級王座をかけたロッタン・ジットムアンノンとノンオー・ハマの決定戦、昨年12月にアイポークでNCに終わっていたクリスチャン・リーとアリベク・ラスロフのリマッチ、そしてK-1・RIZINで活躍した安保瑠輝也がONEデビュー戦でマラット・グレゴリアンと対戦するキックボクシング・フェザー級戦など4試合が発表された。


追加カードから会見には安保、グレゴリアン、吉成、ヌンスリンが出席。4選手のコメントをお届けしたい。

安保瑠輝也
「日本、世界の格闘技ファンのみんな、主役が遅れて登場しました。俺がONEに来たからには過去最高に盛り上げて、大会自体の空気を変えるつもりなんで。ボクシングや階級を超えた戦い、色んな経験を積んで次元を超えた強さになった俺がONEフェザー級の真の世界王者になるんで、俺の覚悟に期待してください」

マラット・グレゴリアン

「また日本に戻ってくることが出来てうれしい。前回は試合をキャンセルせざるをえなくて辛かった。眠れないくらい自分自身への怒り、痛み、辛さを感じてきた。計量をクリアできたのにタイミングが合わなかったことが残念で悔いが残った。安保との戦いは楽しみだ」

ヌンスリン・チョー・ケットウィナー
「日本でのONEの試合に出る機会を得られてとてもうれしく思っています。そして絶対に初のアトム級チャンピオンになって、ベルトをタイに持ち帰りたいと思います」

吉成名高

「今回ONE4戦目で日本大会という大舞台で新設されたアトム級のタイトルマッチを組んでいただいたんですけど、それはやはりアトム級の選手たちに対する期待の表れだと思うので、それに応える、それを超えるような試合をしなければいけないと思います。

自分は伝統あるラジャダムナンスタジアムとルンピニースタジアムのベルトを巻いていて、そのことに誇りを持っています。自分が今まで培ってきたムエタイ、憧れてきたムエタイの技術が世界最強だと証明するために全力で戦いたいと思います」

会見後のチャトリ・シットヨートンCEOの囲み取材によれば、すでに14試合が決定している今大会だが初参戦の日本人も含む追加対戦カードを調整中とのこと。また来日後も柔術の練習を欠かさないチャトリCEOは「日本に来ても毎日柔術の練習をやる。今日も朝からカルペディエム広尾で練習してきた(笑)」と明かしていた。

■ONE173決定カード

<ONEキックボクシング世界フェザー級王座統一戦/3分5R>
スーパーボン・シンハ・マウイン(タイ)
野杁正明(日本)

<ONE世界ヘビー級選手権試合/5分5R>
[王者]ウマウ・ケニ・ログログ(セネガル)
[挑戦者]アナトリー・マレキン(ロシア)

<ONE世界フライ級(※61.2キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]若松佑弥(日本)
[挑戦者]ジョシュア・パシオ(フィリピン)

<ONEムエタイ世界アトム級王座決定戦/3分5R>
吉成名高(日本)
ヌンスリン・チョー・ケットウィナー(タイ)

<ONEムエタイ世界フライ級王座決定戦/3分5R>
ロッタン・ジットムアンノン(タイ)
ノンオー・ハマ(タイ)

<ONE世界ライト級(※77.1キロ)選手権試合/5分5R>
クリスチャン・リー(米国)
アリベック・ラスロフ(トルコ)

<キック・フライ級/3分3R>
武尊(日本)
デニス・ピューリック(カナダ)

<キック・フェザー級/3分3R>
マラット・グレゴリアン(アルメニア)
安保瑠輝也(日本)

<キック・バンタム級/3分3R>
与座優貴(日本)
スーパーレック・キアトモー9(タイ)

<キック・バンタム級/3分3R>
ウェイ・ルイ(中国)
秋元皓貴(日本)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
スアキム・PKセンチャイムエタイジム(タイ)
ジェイク・ピーコック(カナダ)

<キック・女子アトム級/3分3R>
スタンプ・フェアテックス(タイ)
KANA(日本)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
平田樹(日本)
リトゥ・フォーガット(インド)

<サブミッショングラップリング・ミドル級/10分1R>
ジャンカルロ・ボドニ(米国)
ラファエル・ロバトJr(米国)

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