この星の格闘技を追いかける

【Combate Global】現役女子ボクシング王者エンリケスと複数契約。17日にMMA第2戦へ

【写真】複数契約をし、MMAでも世界を目指すエンリケスの狙いは(C)COMBATE GLOBAL

1日(火・現地時間)、Combate Globalが女子ボクシング世界三冠のケニア・エンリケスと複数契約を結んだことを発表している。エンリケスは現在もWBC暫定世界女子フライ級チャンピオンで、3月12日に同プロモーションでMMAデビューを果たしている
Text by Manabu Takashima

Combateにとってエンリケスは、2018年に2度ケージに上がった世界6冠のアマンダ・セラノ(昨年11月にマイク・タイソン場×ジェイク・ポールの前座でWBA/WBC/IBF/WBO女子スーパーライト級タイトル戦を戦い、ケイティ・テイラーに判定負けを喫している)以来となる現役ボクシング世界王者のMMA挑戦となり、全面的にバックアップしている。


31歳のエンリケスは2014年にWBO世界女子フライ級となり、2017年にWBC暫定世界女子ライトフライ級のベルトを巻いた。現在も保有するWBC暫定世界女子フライ級王座は2023年9月に獲得し、2024年2月に王座防衛に成功している。以来、1年5カ月もボクシングを戦っていない。

前述のセラノがMMA転身を図ったのも、女子ボクシングでは食べていけないというのが理由だった。今回、エンリケスと複数契約したキャンベル・マクラーレンCombate代表は「WBCのケニアに対する尊敬心の無い対応を非難する、そしてセラノがジェイク・ポールのショーに出られたように、我々がケニアを引き上げる」とコメントしている。

エンリケスは3月のMMA初陣で、戦績5勝0敗の柔術家ヘイリー・バレンタインからダウンを奪い、グラウンドも経験して判定勝ちをしている。リリースではMMAとボクシングの世界王座を同時に持つ可能性を指摘しているが、彼女の狙いはMMAで価値を上げ、ボクシングでも会式王者を目指すのか。それとも動きのない暫定のベルトを保持し続け、MMA一本で頂点を目指すのか。

そのエンリケスのMMA第2戦は、17日(木・同)にフロリダ州ドラルでキャイら1勝0敗のハンナ・ブロビスコフを相手に行われる。

PR
PR

関連記事

Movie