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【Road to UFC S04 Ep01】イン・シュアイについて吉田開威が語っていたこと「遠い距離は絶対的に苦手」

【写真】ガイオジムで和田教良と、入念にレスリングの打ち込みを行っていた吉田(C)SHOJIRO KAMEIKE

22 日(木・現地時間)に中華人民共和国は上海のUFC PI上海において、Road to UFC S04 Ep01とEp02が開催される。この日はフライ級トーナメントが行われ、エピソード1では吉田開威が中国のイン・シュアイと対戦することとなった。
Text by Shojiro Kameike

UFCより吉田のRTU出場がアナウンスされたのは3月27日。MMAPLANETでは4月10日、RTUについて吉田にインタビューを行っている。その時点でイン・シュアイと対戦することは内定していたが、公式発表はなかったため対戦相手に関する内容は掲載を見送っていた。ここでは改めて、吉田が語っていたイン・シュアイ評をお届けしたい。


――一部インターネット上では、RTU初戦の相手がイン・シュアイに決定したと報じられていますね。

「はい。公式発表がいつになるかは分からないですけど、イン・シュアイになりました」

――掲載は公式発表後となりますが、イン・シュアイの印象をお願いします。

「ボディロックで組んでくることが多いですよね。どちらかといえば、ボクシング&レスリングのタイプで。ただ、今回はメチャクチャ対策をしているわけではないです。いつものように、そこまでフィニッシュまでの道筋を考えた対策はやっていないですね」

――えっ、そうなのですか。

「最近は、今まで練習でやってきたフィニッシュの感覚が試合でハマることが多いんです。特に回転系の技がハマるように、タイミングも合ってきました。だからそれは試合で自然に出るんじゃないかと思います。それと対策というよりは、今まで少なかったレスリングの練習のほうが重要で」

倒されないこと。倒されても、すぐに立ち上がること。自分の打撃を生かす最大限の方法を考えている(C)MMAPLANET

――なるほど。

「相手のファイトスタイルについて言えば、とにかくしつこい。でも遠い距離は絶対的に苦手だと思います。これまでの試合を視ても、遠い距離で打撃を受ける時は、すごくフェイントに引っかかりやすくなっているんですよ。たとえば左ミドルのフェイントに引っかかったりとか。ガードはアップライトに構えるけど、そのあと周りに振ってやると引っ張られやすい印象です。あくまで試合映像で視たイメージではありますけどね」

――確かにイン・シュアイは昨年のRTUでも、テイクダウンを奪っても抑え込み続けるシーンは少なかったです。

「ほぼ足を触るテイクダウンはないし、倒しても漬けることができていないですからね。それなら、まだ余裕があるかなって思います。こちらとしてはフェイントを多めにしながら、フィニッシュを狙っていく展開を考えています」

■視聴方法(予定)
5月22日(木)
午後8時00分~UFC Fight Pass
午後8時00分~U-NEXT

■Road to UFC S04 Ep01対戦カード

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
セバスチャン・スーレイ(豪州)
チィルイイースー・バールガン(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
イン・シュアイ(中国)
吉田開威(日本)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
中村京一郎(日本)
パク・オジン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
山内渉(日本)
ナムスライ・バットバヤル(モンゴル)

<女子ストロー級/5分3R>
フン・シャオカン(中国)
松田亜莉紗(日本)

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