【ONE】武尊・野杁正明に続いて与座優貴がONE参戦へ「世界の強豪たちを全員自分が倒す」
【写真】野杁がタワンチャイをKOした一戦をセコンドとしてサポートしていた与座。K-1との契約を終えてONEでの戦いに挑む(C)ONE
22日(火)、ONE ChampionshipのプレスリリースにてONEと与座優貴が独占複数試合契約を締結したことが発表された。
text by Takumi Nakamura
与座は極真空手出身で、19歳で極真会館2017年第6回世界ウエイト制軽量級で優勝。2019年からキックボクシングに転向し、KNOCK OUT時代には第5代RIZINフェザー級王者の鈴木千裕とも拳を交えた。
2022年から新生K-1に参戦し、2023年3月に朝久泰央に判定勝利して第6代K-1ライト級(62.5キロ)王座を戴冠。2024年9月には元ONEキックボクシング・フライ級(61.2キロ)王者のペッダム・ペッティンディーアカデミーからも勝利を収め、K-1では8戦8勝(4KO)の成績を残した。ペッダム戦の約一カ月後、与座は2024年10月18日付でK-1との契約が終了したことを明かすと、半年後の2025年4月18日付で優先交渉期間が終わったことを明かし、K-1ライト級王座の返上とフリーエージェントになったことを発表。その4日後にONEとの契約が正式にアナウンスされた。
K-1では62.5キロで戦ってきた与座だが、ONEのハイドレーションテストを考えるとバンタム級(65.8キロ)で試合することが予想される。ONバンタム級はジョナサン・ハガティーがキックボクシング王者、ナビル・アナンがムエタイ暫定王者として君臨。キックボクシングでは与座と同じ元K-1王者のウェイ・ルイ、日本の秋元皓貴、イリアス・エナッシ、ペッタノン・ペットファーガス、ムエタイではスーパーレック・キャットムー9、フェリペ・ロボなど、様々な国と地域から強豪たちが集まっている。
3.23ONE日本大会では、同門の野杁がタワンチャイ・PKセンチャイムエタイジムをKOしてキックボクシング世界フェザー級暫定王座に就いたばかり。与座は自身のSNSで「世界の強豪達を全員自分が倒して必ずONEのベルトを獲ります」と意気込みを語っているが、野杁に続くONEでの王座奪取に期待がかかる。プレスリリースでの与座のコメントは以下の通り。
「念願のONE参戦、とても嬉しく、今までにないくらいモチベーションが上がっています。世界最高峰の舞台で、武尊さん、野杁さんと一緒にONEのベルトを巻くことが僕の目標です。必ず世界最強を証明するので、ファンの皆さん与座優貴の試合を楽しみにしていてください」