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【UFC ESPN65】MMA無敗のマーフィーが蹴り・ヒジでエメットの強打を封じて判定勝利&UFC8連勝

<フェザー級/5分5R>
レローン・マーフィー(英国)
Def.3-0:49-46.48-47.48-47
ジョシュ・エメット(米国)

互いに左右にステップしながら、マーフィーはスイッチも見せる。エメットが右ストレートで前に出ると、マーフィーも左ヒジや右ボディを返す。距離が離れるとマーフィーが右の前蹴り、ジャブで距離を取る。エメットはじりじりと前に出て右ストレートから左ボディ、右ストレートを打ち込む。

さらにエメットはジャブから右ボディストレート。マーフィーは左ミドルを蹴って、エメットの前進に右ヒジを狙う。エメットが右の頭頂部から出血し、顔が血で染まる。マーフィーは右の顔面前蹴りとヒジのフェイント、右カーフを蹴る。エメットは離れた間合いから左フックから飛び込んで右ストレートへ。

マーフィーはサークリングしながら右カーフを蹴り、エメットの左右のフックは両腕でブロックする。スイッチしたマーフィーが右ミドルを蹴ると、エメットは蹴り足をキャッチしてテイクダウンし、マーフィーの立ち際に右フックを打ちこむ。

2R、すぐにエメットが右ストレート・右フックで前に出る。マーフィーはジャブから右フックを打つが、エメットがそれに合わせて組みくと、マーフィーの右足にシングルレッグに入ってマーフィーの体を高々と持ち上げてマットに叩きつける。そのままエメットはパンチを落としつつ、インサイドガードでトップキープする。

マーフィーはケージまで移動して、ケージに背中を預けて立ち上がりながらギロチンへ。この攻防から両者が立ち上がると、マーフィーがエメットにケージを背負わせて左ボディを打ち込む。ここで距離が離れるとマーフィーはボディへのスピニングバックキック。エメットはその蹴り終わりに組みついてマーフィーをケージまで押し込む。

マーフィーはボディにヒザを入れながら押し返して再びヒザ蹴り、エメットのシングルレッグを切りながら左右のパンチを打ち込む。離れたマーフィーはサウスポーに構えて右の関節蹴りで前に出て、右カーフを蹴る。両者ともに右ストレートを放つが当たらず。マーフィーが足を使いながらエメットに距離を詰めさせない。

3R、前に出るエメットがボディから顔面へのパンチをまとめる。距離を取ったマーフィーはサウスポーから右の関節蹴りを見せ、オーソドックスに戻すとエメットの前進に右ヒジやヒザ蹴りを狙う。エメットは右ストレートを振るが当たらない。逆にマーフィーは右カーフと左ミドルを蹴る。

エメットはマーフィーの左ヒジを空振りさせ、バランスを崩したマーフィーをがぶる。マーフィーが頭を抜いて立ち上がると、そのままエメットがマーフィーをケージまで押し込んで右足にシングルレッグに入る。ここからエメットはボディロックに切り替えるが、マーフィーが離れ際に左ヒジを入れる。

完全に距離が離れるとマーフィーが右ハイ。エメットも右ストレートを打って、ジャブでマーフィを追いかけて右を打ち込む。ここでマーフィーの伸ばした右手の指がエメットの目に入ってしまい、エメットにインターバルが与えられる。

再開後、マーフィーは距離を取りながら左ミドル。右ハイを蹴ると、そのままエメットが前に出てグラウンドでトップを取る。マーフィーが三角絞めを狙いつつ、ケージに身体を預けて立ち上がる。ここはマーフィーが距離を詰めて右フック、スピニングバックキック、右の顔面前蹴りも繰り出した。

4R、エメットがすぐに距離を詰めてパンチを打ち込むが、マーフィーもそこにヒジを狙う。距離が離れるとマーフィーが右カーフと左ハイ、足を使いながらジャブを打つ。エメットもガードを上げてジャブから前に出ていくが、なかなかマーフィーを捕まえきれない。

マーフィーはサウスポーにスイッチして右の関節蹴りと左ミドル、エメットは構わず右ストレートから踏み込んでワンツーまでつなげる。マーフィーは距離を取って右カーフ、エメットはワンツーで前進。マーフィーは関節蹴りでエメットの前進を止め、エメットがパンチで入ってくるところにヒジを狙う。

それでもエメットは前進を止めずに右ストレート・フックを打ちこむ。残り30秒、エメットがダブルレッグでマーフィーをケージに押し込むがマーフィーは倒れない。逆にマーフィーが右ヒジを落とすと、エメットの頭頂部から出血する。インターバル中、マーフィーにはヒジを後頭部に落とさないように注意を受ける。

5R、エメットがすぐに距離を詰めて右ストレート、距離を取ったマーフィーもジャブと右カーフで応戦する。足を使うマーフィーがサウスポーから左ミドルと右の関節蹴り、エメットもジャブを打って頭を振りながら前に出る。

マーフィーは足を止めずにジャブと右カーフ、エメットはマーフィーにケージを背負わせてジャブから右ストレート・右フックを打ちこんでダブルレッグへ。マーフィーもここはテイクダウンを許さない。サークリングして距離を取るマーフィー。エメットは右ボディストレート、ジャブを振って右フック、被弾覚悟で前に出ていく。マーフィーはそこに左ストレートを合わせ、エメットの足を止める。

エメットは両手を広げて打ち合えとアピールするが、マーフィーはそれに付き合わない。エメットが前に出ると、マーフィーは前蹴りとスピニングバックキック。最後はマーフィーがサークリングして余裕の笑みを浮かべた。このまま試合終了となり、マーフィーが判定勝利。これでマーフィーはMMA戦績を17戦16勝1分とし、UFCでは8連勝となった。


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