【UFC ESPN65】サバチーニがブリトをドミネイト。TDから立たせず、削り続けてユナニマス判定勝ち
<フェザー級/5分3R>
パット・サバチーニ(米国)
Def.3-0:30-26.30-26.30-27.
ジョアンデウソン・ブリト(ブラジル)
サウスポーのサバチーニがサークリングする。ブリトの右ミドルに合わせてニータップで飛び込んだサバチーニ。ブリトがハーフガードから首を抱えるも、サバチーニはヴァンフルーチョークをセットアップする。ブリトが左腕を外した。サバチーニはブリトをケージに押し付け、パウンドで削っていく。
ケージに背中を着けて立ち上がろうとしたブリトを押さえ込むサバチーニ。ブリトはスクランブルに持ち込むと、サバチーニを抱えながらケージに押し込み、ボディロックからリフトアップしてグラウンドに戻した。ブリトに背中を着かせたサバチーニが左側にパスする。マウントを狙ったサバチーニに対し、ブリトはハーフで耐える。しかしサバチーニがパウンド&鉄槌を連打して初回を終えた。
2R、サバチーニがオーソドックススタンスで下がる。一度は右からシングルレッグを狙うも切られてしまったが、二度目のチャレンジでクリーンテイクダウンに成功。ハーフのブリトに背中を着かせ、左腕を枕にして胸を合わせた。サバチーニが左側へパスを狙うも、ブリトが足を利かせて防ぐ。コツコツとパウンドとヒジで削るサバチーニに対し、ブリトは防戦一方に。エビで体を起こしたブリトのボディに、右ヒジを連打で突き刺した。
最終回、スイッチしながら自分の距離をつくるサバチーニ。相手の動きに合わせてブリトもパンチを振るうが、シングルレッグで組まれてしまう。カウンターで首を捉えるブリト。しかしサバチーニに抱えられると腕を離す。左右へのパスで揺さぶるサバチーニは、ブリトがケージ際まで下がるもポジションをキープする。
動けないブリトをパウンドで削るサバチーニ。ブリトが体を起こすとバックマウントを奪取し、パンチの連打から体を伸ばしてRNCを狙う。凌いだブリトだが、パウンドと鉄槌の連打を浴びてしまう。腰を起こしたブリトがサバチーニを振り落とそうとするも、ここで落ちるサバチーニではない。残り10秒で再びRNCを狙うなど、サバチーニがブリトを完全にドミネイトした。
裁定はジャッジ2名がビッグラウンドをつくるユナニマス判定で、サバチーニが勝利している。