【Breakthrough Combat03】須藤が竹内に三角→腕十字を極めてベルト&ボーナス70万円をゲット!
【写真】須藤は2大会連続のボーナス獲得(C)MMAPLANET
<Progressフェザー王座決定戦/5分3R>
須藤拓真(日本)
Def.2R3分27秒 by 腕十字
竹内稔(日本)
ケージ中央で、手四つで組む両者。須藤が首に手を掛けるが、竹内が突き放す。竹内がダブルレッグで尻もちを着かせて2pを先取。須藤はギロチンから立ち上がってスクランブルの1pを取り返す。スタンドに戻ると、再び竹内がダブルレッグでテイクダウンして2pを追加。またもギロチンを狙った須藤に背中を着かせた。
ケージまで下がった須藤はフックガードへ。クローズドガードに切り替えた須藤の顔を押して竹内が背中を着かせる。須藤が竹内の右腕を抑えて両足を上げ、左腕に十字を仕掛ける。これを切った竹内はトップをキープし、須藤がハーフで守る。
上半身を起こしてボトムからアクションが多くなった須藤が、竹内の右腕を取った。竹内は腕を抜き、須藤の両ワキを抑えて背中を着かせる。須藤がケージに下がると、竹内が立ち上がった。併せてスタンドに戻った須藤にスクランブルの1pが入る。すかさず竹内がダブルレッグで組んだが、須藤はラウンド終了までスタンドを維持した。
2R、須藤が組んで引き込み、そのままスイープしてトップへ。テイクダウン2pを奪取し、同点に。カウンターのアナコンダに失敗した竹内はオモプラッタからフットチョークを狙うも極まらず。竹内のアームドラッグをかわした須藤は、パスを狙いながら足を狙うも、竹内もすぐに足を抜く。
一度立ち上がった須藤がガードの中に入り、パスを狙ったところに竹内がレッスルアップからリバーサルに成功して2pを獲得した。そのままシングルレッグで押し込む竹内に対し、須藤は腕を差し上げたがボトムを強いられてしまう。
須藤がチョイ・バーから竹内の右足を取ったが、竹内も足を抜いて立ち上がる。ケージ中央でグラウンドに戻った竹内の体を引きつけた須藤は、一気に三角絞めの体勢へ。さらに竹内の右腕を伸ばし、タップを奪った。
会心の一本勝ちでベルトを巻いた須藤は「純粋の嬉しいのと――ベルトも嬉しいんですけど、ベルトは強い選手とやるための通行手形だと思っているので。ベルトを獲ったことに満足せず、もう日本に同じ階級で自分より強いと思う選手はそんなにいないので、海外の強い選手と当ててください」と語る。
フィニッシュについては「自分の足関節を警戒しているからゆえの極まった技だったと思います。この技も一緒に準備しました。MMAも引退したわけではなく、柔術もグラップリングも並行してやっていくので、強い相手とのオファーをお待ちしています」と笑顔を浮かべた。
須藤はMVPボーナス70万円もゲット。使い道を訊かれた須藤は「前回は『遠征費と美味しいものを食べる』と言ったら、母親から『大好きなお母さまに何かないのか?』と連絡が来たので、今回はそれに使おうかと思います」と答えた。