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【Gladiator029】キャリア1年、22歳の戴冠。オトゴンバートル「UFCを目指します。UFCで戦いたいです」

【写真】今井に完勝した今、グラジの現有勢力にもう対戦相手はいない(C)MMAPLANET

12日(日)、大阪府豊中市の176boxで開催されたGLADIATOR029でフライ級のベルトを巻いた草原のMMAの未来──オトゴンバートル・ホルドバートル。
Text Manabu Takashima

昨年1月6日に母国モンゴルのMGL-1FCでプロデビューを戦った彼は3月、7月にグラジに参戦し、10月にはBreakthrough Combat、そして今回のタイトル戦と1年で5試合を経験し、チャンピオンに上り詰めた。

まだ22歳になったばかり、打撃&レスリングで頭抜けた力を見せ将来性を感じさせるオトゴンバートルが、ベルト奪取と同時にUFC出場を目指すことを断言した。


――念願のタイトル戦で圧倒的な勝利を手にしました。

「ベルトを手にできて、本当に嬉しいです。初めてGladiatorで戦った去年の3月の試合が王座決定トーナメントで、その時からずっとベルトを巻くことが目標だったので。その目的を果たすことがようやくできて嬉しいです」

──今日は強さと同時に、殺気が一つ一つの技から感じられました。

「最初からKOを狙っていたので……KOで。勝てて嬉しいです」

──それだけ打撃でいこうと決めていたのですが、今井選手の仕掛けたテイクダウンへの反応も良かったです。あと、2度目のテイクダウン狙いに上半身を抱えて、上を取り返す動きはあまり見たことが無かったです。

「う~ん、試合中のことは余り覚えていないです(笑)。ただ練習で相手の動き対して反応するということは、ずっとやってきています。練習の時は教えてもらって、考えて動くのですが、それを繰り返すことで試合になると何も考えないで体が動いています」

──では一度、投げで下にされた時は驚きましたか。

「そういうこともあると想定していたので、驚くことはなかったです。ああなった時、どのように動くかも練習をしてきました」

──今回、バックコントロールからエルボーという動きもありました。

「それも毎日の練習の成果です。何かを次の日に後回しにしようということが一切なくて。全ての局面でどう戦うのかをシャンダスMMAではずっと続けてきているので」

──ではチャンピオンとなって、今後は何処を目指していますか。

「UFCを目指します。UFCで戦いたいです。そのためにRoad to UFCに出る必要があるなら、Road to UFCで戦います」

──今回がオトゴンバートルの雄姿も日本では見納めになってしまうかもしれないですね。

「Road to UFCに出られるかもしれないし、出られないかもしれない。まだ将来的に何も決まっていないので、安易に口にすることは良くないと思います。Road to UFCがどうなるか決まらないと、具体的なことは話せないです。でも、日本はチャンスを貰った国。日本では戦い続けたいと思っています」

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