【Black Combat13】駒杵嵩大が多彩な足技でTDを仕掛け、3Rに腕十字で一本勝ち。BCフライ級王座に就く
【写真】果敢にテイクダウンを仕掛けた駒杵。最後はホヨンのテイクダウン際を狙って腕十字を極めた(C)MMAPLANET
<Black Combatフライ級王座決定戦/5分3R>
駒杵嵩大(日本)
Def.3R2分21秒 by 腕十字
ユン・ホヨン(韓国)
サウスポーのホヨンがジャブとインロー、駒杵も前手を伸ばして組みつくと、そのままホヨンをケージまで押し込む。駒杵はそのまま首を抱えて首投げでテイクダウンする。駒杵は袈裟固めではなく、ホヨンに足を一本戻させるようにハーフガードでトップキープする。ここでホヨンはフルガードに戻し、駒杵の体を蹴り離して立つ。そのまま組みついた駒杵は再びテイクダウンするが、ここはホヨンが駒杵の脇をくぐるように体を起こして立ち上がる。ホヨンをケージに押し込む駒杵はホヨンの足を払ってテイクダウンしてマウントへ。
ここはホヨンも足を一本ずつ戻してフックガードから駒杵を蹴り離して立ち上がる。駒杵は四つ組みホヨンをケージに押し込んで、ここでも投げてテイクダウン。サイドにつくが、ホヨンが両足を入れてガードに戻し、フックガードで駒杵を蹴り離してスペースを作って立つ。駒杵はケージに体を預けるホヨンの足をかけてテイクダウン。ホヨンがケージを背にして立ち上がると、駒杵はホヨンの首を左手で抱えてホヨンの足を払ってテイクダウンを狙う。ホヨンが頭を抜くようにバックを狙うと、駒杵も正対してそれを許さない。
2R、オーソドックスにスイッチしたホヨン。細かい前後のステップからジャブを突いて足を使う。駒杵はダブルレッグで組みつくと、左腕を差してホヨンをケージに押し込む。ここから足をかけてテイクダウンを仕掛ける駒杵だが、トップキープする前にホヨンに立たれてしまう。ブレイク後、駒杵がインローと飛び込んでの左フック。ホヨンの左腕を差してケージまで押し込み、足技でテイクダウンを仕掛けていく。
ここでホヨンが駒杵の足をかけてテイクダウンを狙い、駒杵は亀になりながらら立ち上がって大外刈りへ。ホヨンがその投げ潰してトップキープする。駒杵が左手を首に巻いてギロチンへ。頭を抜いたソヨンはジャンプしての踏みつけを見せ、駒杵はそれに合わせて立ち上がる。終了間際、四つ組みから駒杵が足をかけてテイクダウンし、ホヨンの立ち際にヒザ蹴りを入れた。
3R、ここもホヨンがオーソドックスに構えてインロー。駒杵はダブルレッグに入って左腕を差してケージに押し込み、駒杵はホヨンが押し戻してきたタイミングでホヨンの足をかけてテイクダウンする。ここはホヨンも立ち上がり、逆に駒杵を四つからテイクダウンする。駒杵は倒されながらもホヨンの左腕をキムラにとって腕十字へ。
ホヨンは駒杵の体をつぶして腕を抜くと、逆に駒杵の左腕を取って腕十字を仕掛ける。駒杵は左腕を抜いて立ち上がり、ホヨンを四つでケージに押し込む。ホヨンが両差しに組んで駒杵をテイクダウンすると、駒杵はホヨンの左腕を小手に巻いてホヨンの頭をまたぐようにして腕十字へ。裏十字の形から最後はホヨンの体をひっくり返して腕十字を極めた。
1月のタイトルマッチでは王座獲得に失敗した駒杵だが、1年を締める大会でフライ級王座を戴冠。試合後は「1月に負けちゃって(※正しくはノーコンテスト)、その時の忘れ物を取りに来ました。プレッシャーはあったけど(ベルトを)獲れてよかったです。嫁にベルトを獲れなかったら帰ってくんなと言われていたのでよかったです(笑)。相手は僕のことを研究していて、今までやってきた相手よりもワンランク強かったと思います。(キム・ソンウンとの再戦について)タイミングがあればやり返したいので準備しておいてください。もっと強い選手をやりたいので、色んな選手が僕の首を狙ってくれれば僕も強くなるので楽しみです。今SNSでも盛り上がっていますし、まだ会場にいるので一緒に写真撮りましょう」と喜びを語った。