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【Gladiator028】バック&RNCの厳しい展開を凌いだ吉田が、回転バックエルボーで逆転KO勝ち

【写真】吉田は寝技を凌ぎ、餌を蒔き続けて逆転KO勝ちした(C)SHOJIRO KAMEIKE

<バンタム級/5分3R>
吉田開威(日本)
Def.2R4分54秒 by KO
上田祐起(日本)

いきなり右ミドルを入れた吉田。さらに左右の蹴りを散らして、ジャブを伸ばす。上田のローに左フックを合わせた吉田だが、右を見せられた組まれると一気にバックを取られる。後方に倒れ込みながら、ボディトライアングルに取った上田が、パンチを入れながらNRCをセットする。上田は左腕を深く組み込む。何とか耐える吉田だが、まだ3分残っている。

腰をずらそうとする吉田が立ち上がると、上田はオタツロックに。振り落とすのは怖い態勢だが、足のフックが緩んだ上田が着地する。

打撃の間合いに戻ると、吉田が左ローを蹴る。さらに右ハイを蹴った吉田に組みついた上田が、ワキを潜ってバックへ。再び後方に自ら倒れようとした上田。直ぐに起き上った吉田が胸を合わせて、ワンツーを振るう。さらに蹴り、スピニングバックフィストを見せた吉田の飛び込みに上田が左をヒットさせる。残り30秒、組んでバックに入った上田はワンフックからマウントに移行しようとする。上から殴られまいと背中を見せた吉田は、攻め込まれ続けた初回を道筋を立てて守り切った。

2R、吉田が左ロー、右三日月を蹴る。やや攻め疲れが見える上田は左を被弾する。さらに右を入れた吉田は左カーフを続け、スピニングバックフィストから蹴りに繋げる。左に右をクロスで合わせた吉田は、回転系の蹴りのフェイクから回転系のパンチへ。組まないのか、組めないのか──上田はジャブ、フックで殴られる。吉田はワンツーを入れ、左カーフ、スリップした吉田は立ち上がるところで組まれてケージに押し込まれる。

ここもワキを潜られた吉田は、ヒジを後方に入れる。正対しつつ、足をかけてバックに回った上田のオタツに胸を合わせることができない吉田だが、足が抜けると正対してパウンド。立ち上がった吉田は、続いた上田の右ストレートに右スピニングバックエルボーを当てる。この一発で吉田が、逆転勝利を手にし「今回は危ない試合でしたけど、KOを狙っていて倒せて良かったです。もっと強い相手とやりたいです。タイトルマッチへのチャンスをくれると嬉しいです」と話した。


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