この星の格闘技を追いかける

【UFC307】カウンター&組みで優位に立ったペニャ、ぺニントンとの接戦を制して王座返り咲き

<UFC世界女子バンタム級選手権試合/5分5R>
[挑戦者] ジュリアナ・ペニャ(米国)
Def.2-1:49-47.49-47.47-49
[王者] ラケル・ペニントン(米国)

ペニントンが細かくジャブを突き、ペニャもジャブを返して左フックを狙う。じりじり前に出るペニントンが深くジャブを突きさせば、ペニャは細かいジャブから右フックを狙う。ペニントンは左ヒザ蹴りとインロー、ペニャが右ストレートを伸ばす。ペニャがジャブを突き、前に出るペニントンに右ストレートを合わせる。

ペニントンはジャブで前に出て、足のスイッチを見せての右ストレートへ。ペニャはペースを変えずにジャブ・左フックを狙う。左右のパンチで前に出るペニントンがスイッチも混ぜての右アッパー、ペニャが前に出ようとするとジャブで止める。その後もペニントンがジャブを突き、ペニャが右ストレートを打ち込む展開でラウンド終了となった。

2Rもペニントンが細かいジャブを突いてインロー。ペニャが右ストレートを狙い、ジャブを返す。距離が詰まるとペニントンが左フックを当て、ペニャは離れた位置から右ストレートを当てる。ペニントンは左の前蹴りで下がらせ、ジャブと右ボディストレート、変則的なステップから組み付くと、四つ組みからヒザを蹴り合い、ペニャがヒザ蹴りに合わせて足をかけてテイクダウンする。

ペニントンの右側に出る形で、サイドポジションを取ったペニャは左ヒジ。上四方へ移行すると、ぺニントンが亀になって身体を起こす。ペニャはそれに合わせてバックを狙い、ペニントンに立ち上がると足を深く入れて四の字ロックへ。ペニントンはペニャを背負ったままケージまで移動し、ペニャは足のクラッチを変えてキープする。ここで動きが止まるペニャに対し、ペニントンはケージにペニャを押し付ける形でパンチを入れる。ペニャもケージを背にしながらパンチを入れる。

3R、ペニャがジャブで距離を取り、ペニントンがステップインするところに右ストレートを合わせる。さらにペニャは自ら踏み込んでの左フックを合わせ、細かいジャブで自分の距離をキープする。ペニャは右ストレートから前に出て左フックへ。ペニントンもジャブを返し、ペニャも組みついてテイクダウンを狙う。

離れたペニントンが左ハイ。ペニャがワンツーを当て、ペニントンのジャブに右アッパーを当てる。距離が詰まって四つ組みの攻防になるとペニャが足をかけてテイクダウンする。2Rと同じようにペニントンの右側に出る形のサイドポジションで抑え込む。さらにペニャは亀になるペニントンのバックに回り、ぺニントンを立たせずに足をフックしてバックキープする。足を四の字クラッチしたペニャがRNCを狙い、ぺニントンは首を守りながらパンチを打つ。

4R、ペニントンがジャブとワンツー、左ハイを当てる。ここからペニントンが前に出ると、ペニャも右ストレートで応戦する。ペニントンが左の蹴りを見せると、ペニャは右ストレートを合わせ、ジャブで距離を取る。ペニントンもジャブで距離を詰め、右ストレートを打ち込む。ジャブからプレッシャーを強めるペニントンに対し、ペニャは右ストレートを狙う。ペニントンはジャブ、単発の右ストレートで飛び込む。

ペニャは下がりながらジャブを返すが、ペニントンが右フック。これでペニャが尻餅をつく。ペニントンがパウンドで追撃すると、ペニャが体を起こして組みつく。ペニントンがギロチンを狙うが、ペニャは立ち上がって頭を抜く。両者の距離が離れ、試合がスタンドに戻ると、ペニントンがジャブから前進。ここから右ストレートにつなげ、ペニャも必死にパンチを返す。

5R、ペニントンがジャブで前に出てインロー、スイッチしての右フックも見せる。ペニャもジャブを返して距離を詰めようとするが、ペニントンがジャブで止める。ペニャはジャブから右ストレート、ペニントンも細かいジャブから右ストレートにつなげる。ペニャも右ストレートを当てるが、ペニントンの前進が止まらない。

残り3分、ペニントンがペニャをケージに押し込み、離れ際に右ヒジを放つ。試合がスタンドに戻るとペニントンがジャブから右ストレート、ペニャも右を当てるがペニントンの前進が止まらない。ペニントンがジャブ、右アッパーから左フック、右アッパーからの右フックを当てるとペニャが後退する。ここでペニントンがパンチをまとめて前進。ペニャの右ストレートと左フックも当たるが、ペニントンは下がらない。

逆にペニントンがジャブとワンツー、右アッパーから左フックで前進。ペニャも右ストレートを返し、右のヒザ蹴り。ペニントンも右ストレートを打ち返し、左フック、ワンツー、スーパーマンパンチ。ペニントンが前に出続けて試合終了となった。判定は2-1でペニャが勝利し、王座返り咲きを果たした。

試合後「ジャッジはどう判断するか分からないから、判定にもつれ込みたくなかったけどそうなってしまった」と話した新王者は、ケイラ・ハリソンのことを尋ねられ「私はアマンダ・ヌネスのカムバックを望んでいる。私と彼女は1勝1敗。MMA史上、最高の試合ができると思う。彼女のキャリアが終わったとは思っていない」と完全にスルー。控室でハリソンが、逃げているという仕草を見せた。


PR
PR

関連記事

Movie