【DEEP120】野村の右がさく裂!泉に3RTKO勝利でタイトル戦をアピール、王者・江藤もそれを承諾
【写真】1・2Rは泉にバックコントロールを許した野村だったが最終回にその拳が火を噴いた(C)MMAPLANET
<ライト級/5分3R>
野村駿太(日本)
Def.3R0分32秒 by TKO
泉武志(日本)
野村がワンツー、四つ組みになると泉がテイクダウンを奪う。野村は右手をマットについて身体を起こして立ち上がる。泉はそのままスタンドでバックについて、野村の左足に自分の左足をフックする。泉は野村の動きに合わせて足のフックを変えて、自分の右足を野村の右足に深くフックしてクラッチ。さらに左手で脇の下から野村の左手を持つ。
この態勢から泉が右のパンチを下から入れて、持ち上げるようにテイクダウンを狙うが、野村は倒れない。野村は右のバックヒジを入れ、イズミは左腕を深く入れてRNCを狙う。ここで野村が正対して、ボディにヒザ蹴り。距離が離れると野村がプレッシャーをかけてジャブから右アッパー、右フック。組みの攻防になると野村が泉をケージに押し込む。
2R、野村が左フックから右、飛び込むような右ストレート、ワンツー。泉がダブルレッグに入って組みつくと、野村がケージに押し込んでヒザ蹴り。離れると野村が右カーフと左ハイキック。泉が右フックから組みつくが、野村が離れる。野村が右ストレートと右カーフ。泉は組みのフェイントを入れて右アッパー、そのまま組みついてシングルレッグからテイクダウンする。
野村も足をクラッチさせずにスイッチを使って逃げようとするが、泉は組み続けてバックについて右足をフックする。泉は1Rと同じように対角線の左手を取ってポジションキープして細かくパンチを入れる。残り1分で泉が左手を入れてRNCを狙うが、野村も腕を外す。終了間際に再び泉が左腕でRNCを狙うが極まらない。
3R、プレッシャーをかける野村が右ハイキック。さらに野村はジャブから左手で泉の左手をひっかけ、泉のガードを下げさせたところに右ストレートを叩き込む。これで泉の動きを止めると、野村はすぐに左フックを打ち込み、これで泉が前のめりに倒れる。すぐに立つ泉だが野村がそのまま後ろについて泉にパンチを連打し、レフェリーが試合を止めた。
試合後、野村は「心が折れそうな時にみんなが声を出してくれて頑張れました。今日倒し切れたのは僕が上に行くべき存在だからだと思います。江藤選手、次タイトルマッチお願いします」とライト級王者の江藤公洋に対戦アピール。ベルトを持った江藤がケージに上がると「試合見てました。見事な逆転劇だったと思います。タイトルマッチ受けます。それまでにしっかり自分も準備するので楽しみにしていてください」と野村の挑戦を受けると宣言した。