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【DEEP120】神田がTDとヒジで先行するも計量オーバーの減点が響き、後半にグラつかせた木下が判定勝ち

【写真】計量オーバーがあったものの、両者が死力を尽くした激闘だった(C)MMAPLANET

<68.2キロ契約/5分3R>
木下カラテ(日本)
Def.2-1:28-27.28-27.26-27.
神田コウヤ(日本)

神田が前日計量で1.9キロオーバーだったため、イエロー2枚からスタートし、木下が勝利したケースのみ公式結果として認められるという変則マッチに。

1R開始早々、神田が前に出た。木下も重心を落として迎え撃つが、神田がシングルレッグでテイクダウンを奪う。Zハーフの木下の首を取ろうとした神田。ケージ際まで下がった木下をボディロックで捕らえる。木下がケージに体を預けようとすると、神田が逆側に回して背中を着かせた。神田がパウンドを落とすと木下が立ち上がる。離れ際に神田が左ヒジで斬りに行く。ここで木下の左グローブのテープが剥がれ、対応後に再開される。

飛び込んくる木下に神田が右フックを合わせる。木下の左前蹴りをキャッチした神田は、シングルレッグへ。ケージ際でサイドバックに着くと、右足を差し入れた神田に対し、木下が立ち上がる。神田がそのままケージに押し込み、ヒジと首相撲からのヒザを突き刺していく。ケージ中央に戻り、木下の左ハイをかわしてテイクダウンした神田が、左右のヒジとパウンドをを落とす。ハーフガードから潜った木下に強烈なパウンドとヒジを連打する神田。木下はスクランブルから立ち上がった。

2R、木下が右ボディブローを放つ。サウスポーとオーソドックスを混ぜてローを散らす神田が、ニータップでグラウンドに持ち込んだ。しっかりと重心をかけて押さえ込みながら、神田が右ヒジを落とす。しかし木下が立ち上がった。木下がパンチで飛び込んでくると神田は右を合わせ、ダブルレッグでケージに押し込むと離れ際にヒジを浴びせる。そしてケージ際で尻もちを着かせた神田は、背中越しに木下の右手首を抑える。

反転しようとした木下に対し、ハンマーロックからバックマウントへ。四の字フックから、おたつロックで固めにいく神田に対し、木下は反転して立ち上がった。木下は右グローブが外れかかったようだが、ここはオンゲームに。疲労が見られる木下を、跳びヒザからケージに押し込んだ神田が、右ヒジを打ち込みながら離れた。ケージ中央でダブルレッグからグラウンドに持ち込んだ神田が、右パウンドと左ヒジを連打する。うつ伏せになった木下に左パウンドを打ち込むが、ここは木下が立ち上がってケージに押し込んだ。

最終回、神田が組んで木下をケージに押し込む。右手を首にかけた神田は左ヒジ、さらに首相撲からヒザを突き上げて離れる。ダブルレッグからシングルレッグに切り替えるも倒せなかった神田は、そのままケージに押し込み右ヒジを入れる。疲労が見える神田に、木下がパンチを打ち込む。さらにニータップを切った木下は、ケージ際では左オーバーフックで耐える。首相撲に切り替えた木下は、ヒザを突き刺して離れた。

ケージ中央に戻り、左ボディストレートを突き刺す。木下の蹴りを食らい、フラつく神田。神田がテイクダウンの体勢に入ると、木下は右アッパーを狙うも、そのまま押し込まれた。グラウンドに持ち込んだ神田は木下の首を抱える。木下はスクランブルから立ち上がって神田を押し込むが、ケージ際で切り返されてしまう。しかし足技で神田に背中を着かせた木下は、立ち上がった神田に右フックから右ボディ、左ストレートを振るっていった。

両者ともにスタミナを使い果たした大激闘の末、判定はスプリットながらイエロー2枚スタートが響き、木下が勝利した。


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