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【Gladiator CS02】「UFCがあるから」上久保が竹内のアナコンダを凌ぎ、テイクダウンでポイント勝利

【写真】テイクダウンからバックグラブには至らずも、上久保がコントロールし続けた(C)MMAPLANET

<Progressフェザー級選手権試合/5分3R>
上久保周哉(日本)
Def.6-1
竹内稔(日本)

上久保から手を伸ばすと、手四つから竹内をケージに押し込もうとする。竹内は首相撲から切り返して上久保にケージを背負わせる。すぐに切り返した上久保と触り合いが展開されるなか、上久保が竹内をケージに押し込んだ。左腕を差し入れ、頭を押っ付けた上久保に対し、竹内は右腕を抑えにかかる。しかし上久保がボディロックで組むと、竹内が右足を差し入れた。ここで上久保はシングルレッグで入る。上久保の首を抱えて引き込んだ竹内はアナコンダへ。

上久保の左腕に右足をかけて動きを制した竹内。上久保は左腕にかけられた右足を押し上げ、切り返そうとするも竹内がアナコンダで絞り上げる。残り1分30秒で上久保が頭を抜き、スタンドに戻った。竹内も立ち上がると、上久保がシングルレッグで尻もちを着かせ、テイクダウンの2pが入る。上久保はバックを奪い、両足を差し入れに行くもバックグラブのポイントを奪うまでには至らなかった。

2R、上久保が竹内にケージを背負わせた。竹内は右オーバーフックでディフェンスする。上久保もその右腕をたぐった。竹内が差し入れた右足に対し、上久保がハイクロッチで組むと竹内は離れる。なおも押し込んでいく上久保を竹内ががぶろうとしたところで、右足をすくわれてグラウンドへ。上久保にテイクダウンの2pが加算された。

立ち上がり、足を裁きながらパスを狙う上久保。パスしづらいとみるや、竹内のハーフガードの中に入る。竹内はボトムからアームドラッグを仕掛けながらバックを狙う。上久保が立ち上がると、竹内もスタンドに戻ってスクランブルの1pをゲットした。差し合いから竹内が首投げを狙う。すかさずバックに回った上久保だったが、ここもグラウンドでバックグラブの状態になることはできなかった。

最終回、疲労が見える竹内がプレスをかける。上久保がアームボドラッグから竹内をケージに押し込んだ。上久保がシングルレッグで入ると、やはり竹内はガブりながら首を固め、さらにバックに回る。竹内のバックコントロールに対し、上久保はケージに頭を着け、クラッチを切って正対した。再び竹内をケージに押し込む上久保。竹内が右に回ってケージ際から脱出する。

なおもケージに押し込んでいく上久保はハイクロッチから背中を着かせたが、すぐに竹内が立ち上がりテイクダウンのポイントまでには至らず。ケージに押し込む上久保、右足を差し入れる竹内。ボディロックから足を払う上久保の右腕を取り、突き放した竹内がテイクダウンを狙った。これを切った上久保がケージに押し込むと、竹内が上久保の右腕をキムラで抱えて引き込む。しかしキムラは極まらず、上久保に2pが追加された。最後は上久保がトップで試合を終える。

6-1で勝利し、Progressフェザー級のベルトを巻いた上久保は「キツいところで我慢する。100パーセント安心できるところで、急がない。それが試合のテーマでした。僕の本業はMMAで、UFCに勝てる選手になりたくてトレーニングし続けています。体は健康じゃないけど、UFCがあるから生活を格闘技に傾けることができます。これからもグラップリングだけではないMMAの形を追求していくので、見てください」と挨拶した。


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