【UFC300】圧巻のパウンド&パームトゥパーム。完勝デビューのケイラ「年内にチャンピオンになる」
<女子バンタム級/5分3R>
ケイラ・ハリソン(米国)
Def.2R1分47秒 by RNC
ホーリー・ホルム(米国)
レフティーの両者、館内はホーリー・チャントが起こる。ハイキックから組んだケイラに対し、逆にホルムがケージに押し込む。ケイラは払い腰で一本──も、その勢いでホルムがリバーサルを決める。ケージを利して立ち上がったケイラは、フィジカル全開。小外掛けでテイクダウンを奪うと強烈な勢いのパウンドを落とす。
百戦錬磨のホルムが、思わず背中を向けるほどの勢いのパウンドの連打ばかりか、ケイラはエルボーも落とす。ホルムは上を向いてガードを取るが、ケイラは捌いてパンチ、エルボーを続ける。必死のクローズドガードのホルムが下から鉄槌を打つが、腰を上げたケイラはパンチ、ヒジを振り下ろす。両ワキを差して抱き着いたホルムは初回をサバイブした。
2R、ワンツーで前に出るホルムがサイドキックを繰り出す。ケイラはンワンツー、ハイからレベルチェンジしダブルレッグへ。切ったホルムにギロチンを仕掛け、頭が抜けると再び払い腰を決める。そのままマウントを取ったケイラは、パンチで背中を見せたホルムの体を伸ばし、パームトゥパームで一気にタップを奪った。
完勝オクタゴンデビューのケイラは、ホルムをハグして「偉大なチャンピオン、本当にありがとう」と声を掛けた。そして勝利者インタビューでは「ジョー・ローガン、ずっと話をしたかった。ベイビー」と笑顔を見せ「彼女は私をリバースした。このスポーツのレジェンドに神の御加護を。次? タイトルよ、ジョー。そのためだけにここに来たのよ。ラケルでもジュリアナでも構わない。年内に私はUFCチャンピオンになる」と話した。