【DEEP118】左ストレート&TD防御のイ・ソンハに、江藤がRNCを極めてDEEPライト級王座を獲得
<DEEPライト級選手権試合/5分3R>
江藤公洋(日本)
Def.2R2分07秒 by RNC
イ・ソンハ(韓国)
サウスポーのイ・ソンハがサークリングする。ともに前手で探りながら、イ・ソンハが右ジャブを見せると、江藤は左ボディを突き刺す。イ・ソンハも左ストレートを当てた。さらに左を当てたイ・ソンハはスイッチして右ミドルを繰り出すも、これは江藤が掴みに行く。離れたイ・ソンハの顔面を、江藤の左フックが捕らえる。至近距離で江藤の右フックが当たる。江藤は飛び込みながら、相手の離れ際に右ハイを見せた。ケージを背負ったイ・ソンハにダブルレッグで入った江藤だったが、ここはイ・ソンハが離れる。
互いにスイッチしながら、江藤は右ストレートから右ハイへ。イ・ソンハが前に出て来ると、ダブルレッグで入ったが、すぐにイ・ソンハが離れた。イ・ソンハが左ストレートから右フックで江藤のアゴを跳ね上げる。江藤がシングルレッグで組みつき、離れる相手に対してダブルレッグに切り替えてバックに回った。左手をイ・ソンハの首に回すも、なんとイ・ソンハもここで立ち上がる。スタンドに戻るとイ・ソンハは前蹴りと関節蹴りで距離を取り続けた。
2R、江藤のシングルレッグをカットしたイ・ソンハは、江藤の立ち際に左ハイを繰り出す。スタンドに戻り、イ・ソンハが右ハイを放った瞬間に足を滑らせた。サークリングするイ・ソンハに対し、ダブルレッグで組んだ江藤が尻もちを着かせた。
さらにバックへ回りフェイスロック気味のRNCを狙うが、イ・ソンハが凌ぐ。なおも江藤はRNCを狙い続ける。自身がケージに背中をつけ、左腕でアゴから絞め上げるとイ・ソンハがタップした。
試合を終え、笑顔で抱擁する両者。ベルトを巻いた江藤は涙を流す。「子供が生まれてから5連勝で、ここで負けたら現役引退も考えていました。今回しっかり覚悟を決めて一本勝ちできたので、安心しています。DEEPのベルトを持って、世界の強豪と戦っていきたいです」と語った。