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【Black Combat12】開始40秒で大ピンチも、ギロチンで大逆転。大原樹理がBlack Combatライト級王者に

【写真】リベンジとか借りを返すという言葉が陳腐に感じられる大逆転一本勝ちだった(C)LEE GYO DOK

<Black Combatライト級選手権試合/5分3R>
大原樹理(日本)
Def.2R4分17秒 by ギロチンチョーク
イ・ソンハ(韓国)

サウスポーに構えたイ・ソンハ。大原はジャブを見せ、イ・ソンハはワンツーで距離を詰めると組んで一気にテイクダウンを決める。背中を預けた大原は、殴られ亀に足を入れられると一気にボディトライアングルを取られる。仰向けで背中を伸ばされた大原は、RNCをセットされ危ない展開に持ち込まれる。それでも2度窮地を脱した大原は、胸を合わせにいくとイ・ソンハが足のフックを一度外す。しかし起き上ることができず即、同じ状態に持ち込まれる。

暴れる大原を後方から殴るイ・ソンハが、腰をあげた大原の前転にもついていきバックグラブを続ける。イ・ソンハが右足を抜き、バックコントロールに戻る。大原の動きに合わせてバックを続けようとしたイ・ソンハは、嫌がって背中をマットにつけた大原からパスを奪うとニーインベリー、さらに頭をステップオーバーする。ここで抑えがルーズになり、大原は立ち上がる。背中を取られたまま、もう一度崩された大原だが立ち上がって時間となった。

2R、右ハイの大原、イ・ソンハの最初の組みでボディロックテイクダウンを許しサイドで抑え込まれる。スクランブルもバックを許した大原は、バックスナップに体を翻しシングルレッグへ。キムラからバックに回ったイ・ソンハがここもボディロックで崩す。すぐに立ち上がった大原は、足のフックをここでは許さない。左右に回り、テイクダウンの機会を伺うイ・ソンハ。大原は胸を合わせるも、小外刈りでテイクダウンを取られる。

イ・ソンハはまたもサイドで抑え、反転した大原のバックを取る。腰をずらして足を入れさせず立ち上がった大原の蹴りが急所に。試合が一時中断する。再開後、大原は圧を高め、イ・ソンハがサークリングから左を当てる。構わず前に出て右ハイの大原は、右ヒザから右ストレート。イ・ソンハもパンチを打ち返す。打撃戦に持ち込んだ大原は、ヒザをシングルレッグに合わせる。

イ・ソンハはそのまま右足を取ってドライブするが、大原がニンジャチョークへ。頭を右ワキの下に入れていたために大原の腕が深く回っており、イ・ソンハは反転して自ら背中をマットにつける。それでも大原のRNグリップがしっかりとハマり、ネックロック気味に首がねじ曲がったイ・ソンハがタップ。大原は信じられないという表情を浮かべ、ケージによじ登ると勝利の雄叫びをあげ、セコンドと抱き合う。

ケージを下りて、アリーナ席からスタンドへ駆け上がり日本からの応援団と喜びと分かち合った大原は、ケージに戻りウイナーコール後ベルトをブラック代表から腰に巻かれた。

大原はイ・ソンハに腕を挙げられ、健闘を讃え合うと「ヘンボケヨ(幸せです)。強かった。厳しかった。でも諦めないで自分がやってきたことやれば絶対に勝てると思って、一生懸命練習してきました。だから今回、こうやって勝てたのも一生懸命練習したからだと思っています。僕は試合がしたいし、できる限り防衛をしたいと思います。すぐにとは言えないけど、いっぱい防衛したい。もっとBlack Combatのファンになってもらいたい。全員蹴散らしてやります。ちょっと休みますけど。7月に僕のおばあちゃんが亡くなって、ベルトを獲るから見ていてくれと約束したので、きっとおばあちゃんも天国から見てくれていると思います。いつもはいの一番に奥さんに勝利を報告しているのですが、今回ばかりは一番におばあちゃんに伝えたかったです。ピエロのファンもいたし、僕のファンもいました。もっともっとファンを増やせるよう頑張るので。あと、ブラック代表、日本から10人、応援団がきているのでピエロのインタビューの後、記念撮影を撮らせてください。カムサハムニダ」とマイクで話した。


<64キロ契約/5分3R>
キム・ジェウン(韓国)
Def.3R1分41秒 by TKO
パク・ソンジュン(韓国)

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