【Gladiator025】フライ級王座決定T出場、イ・スンチョル「和田選手を一番警戒していた……」
【写真】試合中の方が、明らかに堂々としているイ・スンチョルです (C)MMAPLANET
3月3日(日)、大阪府豊中市の176boxで開催されるGLADIATOR025。同大会ではフライ級王座決定トーナメント準々決勝が3試合組まれている。
Text by Takashima Manabu
既に16日(金)のGLADIATOR CHALLENGER SERIES01でチェ・ドンフンが、和田教良を三日月蹴りからパウンドアウトに準決勝進出を決めている。そのチェ・ドンフンと同じ韓国からベルトを狙って参戦するのが、イ・スンチョルだ。
モンゴルのツェルマー・オトゴンバヤルとの一戦を前に、イ・スンチョルに自信のほどを尋ねると「自分が一番弱いという気持ちで戦う」という言葉とは裏腹に、決勝戦について言及する一幕が見られた。
──3月3日、GLADIATORフライ級王座決定トーナメント準決勝でツェルマー・オトゴンバヤルと戦います。このオファーを受けた時、どのように思いましたか。
「タイトルが掛かったトーナメントなので、少しナーバスになりました。でも、ここで勝てばタイトルに近づけるトーナメントを戦うことができ誇りに思います。同時にコンディション的に自分は減量を余りしないので問題はないのですが、モンゴルの選手は生まれながらパワフルで体力があるので、そこに不安を感じないことはないのです。でも、しっかりと対策をしています」
──昨年12月にGLADIATOR初戦で澤田政輝選手をKO、日本での戦いは如何でしたか。
「初めて海外の試合だったので、緊張していました。でもホテルも綺麗で、朝食が凄く美味しくて良い思い出になっています(笑)。試合当日の流れは韓国と変わらなく、運よく、ケガをすることもなく楽勝できたので良かったです。とにかく選手への待遇が良かったので、有名選手になったような気持ちになりました。
次の試合は2度目のGLADIATORでの試合になりますし、本当に良くしてもらったので日本で戦うことへの不安は一切ないです。ただ先ほども言いましたが、相手の選手は大きいのでそこはしっかりと準備しないといけないです」
──その大きなオトゴンバヤル選手の印象を改めて、お願いします。
「フィジカルの強さを利用して、テイクダウンからコントロールするタイプですね。打撃は力づくで粗いです。そこに隙はあるかと思います」
──オトゴンバヤル選手は「イ・スンチョル選手は打撃でガンガン来る選手なので、戦いやすい」と言っていました。
「自分も打撃には自信があります。作戦も、打撃中心で戦うというものです。打撃戦を戦いやすいというなら、こっちのモノです。負けないです。これまで6試合全てフィニッシュしているので、次の試合もそうですが、このトーナメントの3試合全てでフィニッシュ勝利します」
──今回のトーナメント、既にチェ・ドンフンが初戦を突破していますが、一番の強敵は誰になると考えていますか。
「一番気にしていたのは、和田選手でした。彼のようなファイトスタイルは、自分には合わないので警戒をしていました。その和田選手をチェ・ドンフン選手が倒してくれて、助かりました。ただもう一人のモンゴル人選手(オトゴンバートル・ボルドバートル)はレスリングのモンゴル代表としても活躍していたようですし、気を付けないといけないですね。他に経験値の高い日本人選手もいるし、このトーナメントでは自分が一番弱いという気持ちで臨みます。
それとチェ・ドンフン選手はあまりフィニッシュができる選手だと思っていなかったので、すが、今回の試合を見て積極的になり倒し切っていたので彼に対する印象は変わりました。ステップも良いし、攻撃的な一面も見せるようになっています。戦うことがあれば、しっかりと対策を練らないと厳しい試合になるという気持ちに変わりました」
──なるほど。チェ・ドンフン選手は決勝に上がってくるのはイ・スンチョル選手。決勝で戦って韓国の強さを見せたいと話していました。
「お世辞でなく、監督とも決勝はチェ・ドンフン選手になると話していました。彼が言っているように、良い勝負を決勝でしたいです」
──ではその前にオトゴンバヤル戦に向けて、意気込みをお願いします。
「モンゴルの選手はフィジカルが強いという印象でした。それでも打撃戦を望んでいるということを聞いて、嬉しいです。血まみれの打撃戦で、ファンに盛り上がって欲しいです」
■視聴方法(予定)
3月3日(日)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル