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【UFN235】打撃で追い込まれ、下からの腕十字も凌がれたストレアレンコがカロリーナのパウンドに敗れる

<129ポンド契約/5分3R>
ルアナ・カロリーナ(ブラジル)
Def.3R4分52秒by TKO
ユリア・ストレアレンコ(リトアニア)

カロリーナの計量失敗でキャッチウェイト戦となった一戦。ストレアレンコがまず左ローを蹴り、ワンツーを伸ばす。カロリーナの左にワンツーを打ったストレアレンコは組んでボディロックへ。ウィザーで耐えるカロリーナに対し、両ワキを差したストレアレンコはヒザ蹴りへ。姿勢を乱し、押し返したカロリーナが左エルボーを放って離れる。サウスポーの構えから左を届かせたカロリーナは、左ミドルハイへ。ストレアレンコが飛び込んで右を伸ばすが、カウンターを左を打たれる。

カロリーナは左を当て、ストレアレンコのパンチをかわすという流れのなかでスピニングバックフィストにボディレッグを合わされ、テイクダウンを許す。すぐに金網を使って立ち上がったカロリーナの小手投げを耐えたストレアレンコはスピニングバックエルボーへ。これは空振りとなり、離れたカロリーナの蹴りをキャッチしたストレアレンコはテイクダウンを狙うも下に。腰を切り肩抜き後転から腕十字を仕掛けたが、残り15秒で極め切ることはできなかった。

2R、ストレアレンコは右ハイを空振りし、カロリーナの左ハイが顔面をかすめる。カロリーナは左ミドルから左ストレート、ストレアレンコの飛び込みにヒザをボディに突き刺す。さらにカロリーナは腹に前蹴りを入れ、左ストレートをヒットさせる。前足でもハイを狙うカロリーナがパンチを的確に当て、ストレアレンコも左を返しワンツーへ。打たれても前に出るストレアレンコはヒザを受けながら右を打ち込んで、組みつくとケージにカロリーナを押し込む。

残り2分、ボディロックテイクダウンを耐えるカロリーナはウィザーでバックも許さない。逆にヒザをボディに入れたカロリーナ、続くヒジ打ちは空振りに。ついに引き込んだストレアレンコだが、勢いのある鉄槌を被弾し十字をセットアップすることはできなかった。

最終回、左から右を当てたカロリーナ。左ハイに飛びこんで組んだストレアレンコは首相撲でヒザを貰いながら、ハイクロッチへ。カロリーナは倒されず、エルボーのタイミングで逆にケージに押し込んでヒザをボディに突き上げる。カロリーナの小外刈りに、ジャンピンガードのストレアレンコは腕十字狙いって殴られると、三角絞めへ。ケージに押しこまれ窮屈な状況で三角絞めをセットアップしなおし、腕十字に移行したストレアレンコ。

三角と十字の繰り返すが、カロリーナが頭を抜いて立ち上がる。続いてスタンドに戻ろうしたストレアレンコは、そのタイミングで右を打ち込まれ動きが止まる。そこにカロリーナは右ハイを決めると、組んできたストレアレンコを投げてサイドを取る。カロリーナの鉄槌&パンチの連打を成す術なく受けるストレアレンコを見てレフェリーが試合を止めた。

「腕十字はしっかりと練習をして、ずっとタイトにしていたので問題なかった」とカロリーナは勝利者インタビューで話した。


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