【UFN234】紹介劣勢のジョシュア・ヴァンが、2Rにエルボー、ボディで追い込みブニスをパウンドアウト
<フライ級/5分3R>
ジョシュア・ヴァン(ミャンマー)
Def.2R4分31秒by TKO
フィリッピ・ブニス(ブラジル)
まず左インローを蹴ったブニス、続いて右カーフを蹴る。ジャブから右のヴァンに対し、ブニスは右ローから左ハイ、そして右ストレートを放つ。関節蹴りを見せたヴァンは右を受け、左ミドルハイをブロックする。左フックで前に出て、右ストレートに繋げたヴァンがブニスの右をかわす。鋭い踏込みでフック&ストレートのコンビを繰り出すヴァンだが、右をクリーンヒットされる。さらにブニスは右前蹴りをボディに入れるが、ヴァンの圧を止めることはできない。
ヴァンの前進にパンチを返し、ヒザを決めたブニスがシングルレッグへ。ケージを背負ったヴァンのヒザ蹴りが急所に入り、試合が中断。1分40秒後に再開に応じたブニスが右を当てる。ヴァンは前に出てボディストレート、右フック。前蹴り&右のブニスが右を振って組みつくとボディロック&小外掛けでテイクダウン、直接サイドで抑えるとマウントへ。ヴァンのブリッジ&リバーサルも、ブニスはオモプラッタに捕え初回を取った。
2R、ジャブからボディのヴァンが右フック、左で前に出る。続く右フックに組みついブニスが、左腕を差してボディロックでケージにヴァンを押し込む。掌底で嫌がらせのヴァン、足の甲を踏むブニス。体を入れ替えてエルボーを打ち込んだヴァンは、テイクダウンを許すが直ぐに立ち上がってエルボーを再度ヒットさせる。ここからボディへの連打、右ストレートを被弾して下がったブニスに対し、ヴァンは右ハイ、そしてダブルレッグでテイクダウンを決める。足関節を狙う素振りを見せたヴァンは、一度背中をつけそうになるが、起き上ってエルボー、そして強烈な勢いのパンチを落とす。
腕十字を防いでトップキープからスタンドに戻ったヴァンがパンチのラッシュを仕掛け、打ち返してきたブニスにエルボー、ボディから顔面にパンチを集中させる。ブニスはダブルレッグでヴァンをケージに押し込むが、ヴァンはヒザ蹴りから右フックを打って距離を作る。ヒザ蹴りもパンチも力がなくなったブニスをケージに追い込みボディ、顔面へのヒザで追い込んだヴァン。最後は右フックで倒れたブニスに鉄槌を落とすと十字をかわして、左右のパウンド連打でパウンドアウト──オクタゴン3連勝を決めた。
「1Rはサブミッションを狙っていたけど、コーチから止められて。自分の成長を確かめたかったんだけどね(笑)。それで2Rに決めたよ。ゲームプラン通りにね。初回はパンチを被弾したけど、シリアスではなかった。それより距離に苦労したよ。UFCにようこそって、ベイビー。最低でも4試合は戦いたい。ダナ・ホワイト、来週でも戦う」とヴァンは話した。