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【Pancrase Blood01】パンクラス単独大阪大会で、エグい崖っぷちフライ級対決=松井✖秋葉等決定!!

【写真】関西のファイターが、ホームで戦える大会がパンクラスに戻ってきた(C)MMAPLANET

5日(金)、パンクラスより2月18日(日)大阪市住吉区の住吉区民センターでPancrase Blood01の開催とカードの第一弾の発表があった。
Text by Manabu Takashima

2022年4月の前田吉朗引退興行以来のパンクラス大阪大会。同大会はDEEPと共催だったためにパンクラスの名の下、大阪でイベントを行うのは2021年7月以来となる。とはいえ、ここも大阪大会恒例のDEEPと二部制が敷かれており、単独大会は実に2019年7月から数えて4年7カ月振りとなる。

DEEPとの協調路線を採らないパンクラス大阪大会は、ナンバーシリーズでなくBloodというイベント名を持ち、まずは4試合がアナウンスされた。


秋葉太樹✖松井斗輝のフライ級戦は、互いにIMMAF世界王者からプロデビューしたムハンマド・サロハイディノフに敗れた者同士の再起戦、なかなかエグいマッチアップといえよう。

寝技の切れには確実な進歩が見られる秋葉だが、それがなかなか勝利に結びついていない。対して松井はサロハイディノフのテイクダウンに屈した形で、打撃主体のファイトを貫くことができずプロ初黒星を喫した。

今回の対戦は、そのサロハイディノフが決定的な強さを見せるテイクダウンの前後の局面が勝負を分けることになるだとう。つまりはスタンドの打撃と、寝技だ。一発のある秋葉の打撃だが、コンビネーションとステップを考えると松井に分がある。

対して、松井は寝技で極めへの確かな対応力が求められる。現代MMAでは打撃は付き合う必要があり、寝技は回避すれば良い。そんな裁定基準を考えると、秋葉の方がランクは上でも、前戦で躓いたとはいえ分は松井にあるアッチアップといえる。

再起戦といえば11月大会でキム・サンウォンとの日韓戦に敗れた名田英平が、同じ大会で櫻井裕康にRNCを勝利した三宅輝砂と戦うフェザー級マッチ。タイトル戦線に踏みとどまるという意味では、後がない両者の顔合わせとなる。

3連勝を狙う高島俊哉と3連勝中の若林耕平のストロー級戦は、前者はノーランカーで後者はランク1位。空位のベルトへの距離が明白に違う格差ファイトと捉えることもできる。

それ故に首都圏での大会へのオファーがある若林としては、絶対負けられない地元関西での戦いだ。またフェザー級では2022年12月にRoad FCでクォン・アソルにリベンジを許さなかった中村晃司と、パンクラス&DEEPで3連敗とベルトから遠ざかった岩本達彦の試合も決まった。タイトルに近づいてから、坂道を下るように黒星が続いた岩本にとって、キャリアを賭けたサバイバル色が強い一戦となる。

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