【ONE165】ロッタン負傷欠場でスーパーレック×武尊が決定!もう一つのドリームマッチが実現
【写真】ロッタン戦消滅は残念だが、スーパーレック×武尊の王座戦も夢の対戦だ(C)ONE
1月28日(日)に江東区有明の有明アリーナで開催される「ONE 165」で予定されていたロッタン・ジットムアンノン×武尊がロッタンの怪我により消滅。スーパーレック・ギアットムーガーオと武尊によるONEキックボクシング世界フライ級(61.2キロ)タイトルマッチが決まった。
Text by Takumi Nakamura
年末年始に一部でロッタンの負傷が報道されていたが、5日にロッタンの負傷欠場が正式に決定。ロッタン本人が自身のInstagramにて診断書と共にトレーニング中に左手を負傷したことを明かした。ロッタンの代役に決まったのがONEキックボクシング世界フライ級王者のスーパーレックで、武尊との一戦はONEキックボクシング世界フライ級タイトルマッチとして行われる。
スーパーレックは1月13日ONE Fight Night 18でエリアス・マムーディとのONEキックボクシング世界フライ級タイトルマッチを控えていたが、ONE日本大会に出場がスライドし、武尊の挑戦を受ける形になった。なおマムーディには負傷欠場の報道もあり、ONE Fight Night 18でのスーパーレック×マムーディは中止になると思われる。
ロッタン×武尊は消滅となったものの、スーパーレック×武尊はそれに匹敵するドリームマッチだ。スーパーレックは元ルンピニースタジアム認定スーパーフライ級(52.1キロ)&バンタム級(53.5キロ)王者で、2019年5月からONEに参戦。2023年1月に武尊ともK-1で対戦したダニエル・ピュータスに判定勝利し、ONEキックボクシング世界フライ級王座に就いた。
3月にダニエル・ウィリアムスの挑戦を退けると、それ以降はMMAグローブのムエタイルールの試合に臨み、ナビル・アナンとタギール・カリロフに連勝。9月にはロッタンの持つムエタイルールのタイトルに挑戦する予定だったが、公式計量で規定体重135ポンド(61.2キロ)を5ポンド(2.27キロ)オーバーしたためノンタイトル戦で対戦し、ロッタンから勝利を収めている。
パンチ&ローの近距離で打ち合うロッタンと違い、スーパーレックは蹴り技=前蹴り・右ミドル・右ローで試合を組み立て、ロッタンよりも距離が遠い。武尊にとっては相性的にロッタンよりも攻略が難しい相手との対戦になったとも言える。
なお対戦カード変更に伴い、大会タイトルは「ONE 165: Superlek vs. Takeru」に変更となる。ONEから届いたスーパーレック、武尊、ロッタンのコメントは以下の通り。
スーパーレック・ギアットムーガーオ
「1月28日に武尊と戦うことになりました。日本で試合ができることをとても嬉しく思います。武尊の母国で彼に勝つことが楽しみです。そのためにベストを尽くします!ファンの皆さん、1月28日は僕の試合を観に来てください。最高の自分を見せます。武尊!28日に会いましょう!」
武尊
「スーパーレック選手もONEの中でロッタン選手と同じくらい戦いたかった選手だったので戦えることはすごく嬉しいです。 しかもONEデビュー戦でチャンピオンとタイトルマッチをやらせてもらえるというのは、今までの僕の実績を評価してくれたということだと思うのですごく嬉しいし光栄です。ずっとロッタン選手と戦うために 長期間準備してきたので 悔しい気持ちはありますが、今はスーパーレック選手に勝って必ずチャンピオンになることだけを考えて集中しています。相手は変わりましたがONEの世界タイトルマッチということで、この試合に勝つことで世界に日本格闘技界の強さを証明することが出来るので、変わらず応援してもらえたら嬉しいです!」
ロッタン・ジットムアンノン
「この試合に向けてのトレーニング中に負傷してしまいました。この試合を楽しみにしていたファンの皆さん、対戦相手の武尊には申し訳ない気持ちです。早く怪我を治して、また皆さんに試合を見せます。楽しみにしていてください。」