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【Pancrase340】住村が1~4Rまで圧倒し、5Rにマウントパンチでパウンドアウト。完全勝利で王座戴冠

【写真】最後はしっかりとフィニッシュして、住村がベルトを巻いた(C)MATSUNAO KOKUBO

<ウェルター級KOPC/5分5R>
[挑戦者] 住村竜市朗(日本)
Def.5R2分09秒 by TKO
[王者] 林源平(日本)

いきなり住村がダブルレッグから組みついてテイクダウン。林が立ち上がると、そのままバックキープする。林が正対して距離を取ると、再び住村がジャブからダブルレッグに入る。林は背中を見せつつ、スタンドをキープする。

林は住村の手のクラッチを下げ、住村は林をケージに押し込んで林の腿にヒザやカカト落としを入れる。林が向き直ったところでラウンド終了となった。ジャッジは3名とも10-9で住村にポイントをつける。

2R、林が強烈な右ロー。住村はその蹴り終わりにダブルレッグでテイクダウンして、ハーフガードでトップキープする。住村は肩固めを狙いつつ、立ち上がろうとする林のバックに回り込む。

林は両足をフックされたまま立ち上がり、ここも林が正対する。距離が離れると住村が左を見せてダブルレッグへ。林はそれを切ると、ジャブを見せてプレッシャーをかける。このラウンドもジャッジは3名とも10-9で住村にポイントをつけた。

3R、林はジャブを伸ばして右アッパー。住村のダブルレッグを切って、その際に左ハイキックを蹴る。住村がダブルレッグに入ると、林はスイッチでポジションを返しつつ、スタンドで組みの攻防になると林が住村を投げる。

ここは住村がすぐに立ち上がり、スタンドの打撃に戻ると林はジャブと右アッパー。住村はシングルレッグから組んでテイクダウン、ハーフガードでトップキープする。林は背中を見せて立ち上がって向き直る。スタンドの攻防では林の右ローがローブローとなる。

再開後、住村は林の右ローに合わせて組みついてテイクダウン。林は三角絞めや腕十字を狙い、背中を見せて立つ。林が正対すると、住村はサークリングして距離を取る。1・2Rに続いて、3Rもジャッジ3名とも10-9で住村を支持した。

4R、住村がサークリングして左ミドルを蹴る。林もジャブ・右ハイキックを見せるが、住村がシングルレッグから組みつく。林も背中を見せてスタンドをキープするが、正対したところで住村がボディロックから足をかけてテイクダウンする。

ハーフガードでトップキープする住村。林は身体を起こして腰を抜いてスイッチを狙うが、住村がテイクダウンしてサイドポジションでトップキープする。そして肩固めを狙いつつマウントポジションを取ってパンチを落とした。当然このラウンドもジャッジ3名が10-9で住村にポイントをつける。

5R、住村が林に距離を取らせず、ダブルレッグで組みつく。背中を見せる林をテイクダウンすると、マウントから肩固めを狙いつつヒジを落とす。亀になる林のバックに回った住村。最後はマウントからパンチを落とし続け、レフェリーストップを呼び込んだ。

パンクラスでの王座戴冠を成し遂げた住村は「悔しい想いをした時もあったけど、新しい目標が出来て、それを形にできたことがうれしいです。何か一つでも一生懸命取り組めば、良いことがあるんだなと思いました」とファンにメッセージを送った。


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