【Shooto2025#06】住村竜市朗がソーキに判定勝利して、DEEP・パンクラス・修斗のウェルター級3冠達成
【写真】5分5R、自分を貫いた住村が王座奪取。試合後は正規王者エルナニ・ペルペトゥオとの対戦をアピールした(C)MMAPLANET
<世界ウェルター級暫定王座決定戦/5分5R>
住村竜市朗(日本)
Def.3-0:49-45.48-46.48-46
ソーキ(日本)
サウスポーに構えるソーキ。住村がジャブとワンツー、右ミドルを蹴る。ソーキは住村の右の蹴りをキャッチしてテイクダウンを狙うが、逆に住村がスタンドでバックにつく。ソーキも正対してパンチを振る。距離が離れると住村が右ミドル、ソーキも左ミドルを蹴る。住村は飛び込むソーキに対して右ハイを蹴って、右ミドルで距離を取る。
ソーキも右フック、左ボディから右フックで前に出る。住村はバックステップでかわして、じりじりとプレッシャーをかけて右ストレート。組みの攻防になるとヒジを振って離れる。住村は距離を取って右ミドルを蹴り、ここもソーキが右の蹴りを取ってテイクダウンへ。住村がバックを取ろうとするが、ソーキが住村を前方に落とし、立ち際の住村にパンチをまとめる。試合がスタンドに戻ると、ソーキが住村の右の蹴りをキャッチしてシングルへ。住村がそれを潰してクルスフィックスで固めつつ、バックにつく。この態勢で初回を終えた。
2R、ソーキが左のロングフック。住村は左フックを返し、ジャブと右の前蹴り、右ストレートでソーキにケージまで下がらせる。組んだ住村は左腕を差してヒザ蹴りを入れ、ソーキが小手を巻いて投げを狙うが、住村はすぐに立ち上がる。再び住村がソーキをケージに押し込んでヒザを蹴ると、これがローブローとなってしまう。ブレイク後、住村が右ミドルを2発。ソーキが蹴り足を取ってテイクダウンを狙いつつ、パンチを返す。ソーキが左ストレートを伸ばし、そこに住村が右の前蹴りを蹴ると2度目のローブローとなってしまう。これで住村に減点が与えられ、試合再開となる。
住村が右のインローと前蹴り。ソーキが蹴り足を取りながら右フックを放ち、そのままテイクダウンを奪う。住村は背中を見せながら立ち上がって正対し、逆にスタンドでソーキのバックにつく。住村は後ろからソーキの太ももにヒザ蹴りを入れ、ソーキがアームロックを狙うが自らバランスを崩してグラウンドで下になる。ソーキは下から蹴り上げを見せて立ち上がる。住村がスタンドでバックを取ってケージに押し込み、細かく太ももにヒザ蹴りを入れる。ソーキは住村の右腕をキムラロックの形でキャッチするが、大きな動きがないままラウンド終了となった。
3R、住村は細かいパンチから右の前蹴りとミドル、左の前蹴りも見せる。ソーキも左ミドルを返すが、住村は自分の距離をキープして右ミドル、ジャブを突いていく。住村は右ハイから右ストレート、この右で前に出ていく。ソーキもパンチを返し、住村の右を被弾してもダブルレッグで組みついてスタンドでバックへ。住村は正対して首相撲からヒザ蹴り、組みつこうとするソーキに右のテンカオを突き刺す。
住村が左腕を差してソーキをケージに押し込む。離れたソーキが左ストレートから組みつくが、離れた住村が右ストレートから左フック。ソーキはすぐに住村をケージに押し込んで足を踏みつけ、ローを蹴る。距離が離れて打撃の攻防になると右の前蹴りがソーキの下腹部に当たり、通算3度目のローブローとなる。再開後、ソーキがインロー。住村の右ミドルを蹴って、ここから組みの攻防になる。住村が四つでソーキをケージに押し込んで細かくヒザ蹴りを入れる。ソーキが足をかけてテイクダウンして後ろからパンチを落とすが、住村がソーキを前に落としながら逆にバックについた。
4R、ソーキが右アッパーから左ストレート、右フック。住村が右ミドルを蹴って、右のヒザ蹴り。組みつくソーキに首相撲からヒザ蹴りを入れる。ソーキに尻餅をつかされた住村だが、すぐに立ち上がってソーキをケージに押し込む。ソーキが離れ際に左ヒジを振った。試合がスタンドに戻ると、ソーキが左ストレートを強振。住村が組みついてソーキをケージに押し込み、ヒザ・ヒジを入れる。
離れた住村に対し、ソーキがジャブを突いて左ハイ。住村は右ストレートから左のヒザ蹴りを入れ、ソーキのシングルレッグには足を抜いて対処する。住村がソーキをケージに押し込み、ソーキが態勢を入れ替えるが両者離れる。住村は右の前蹴り、ジャブと右ストレート。ソーキも左ストレートと左のロングフックを返す。住村はソーキを下がらせて左のヒザ蹴りを入れて、ケージまで押し込む。残り30秒を切ったところでソーキが足をかけてテイクダウンを奪う。ソーキが住村の左足を超えた形でトップキープしてパンチを落とした。
5R、住村が右ストレート、左フックから右ストレートまでつなげる。下がるソーキに右のヒザ蹴りを突き上げる。離れたソーキも左ストレート・フックから前に出て、住村はジャブと右ストレートを返す。住村がワンツー、ソーキもワンツーから右フックまでつなげる。ソーキがダブルレッグに入って、離れ際の住村にヒザを蹴る。ここでソーキの蹴り足が住村の下腹部に当たってローブローとなる。
再開後、住村が右ストレートと蹴りのフェイントを入れる。ソーキは左ミドルとストレート、住村は右ストレートを当ててソーキをケージまで押し込むが深追いはしない。離れたソーキが左ミドル、ケージを蹴っての左ストレート。住村がソーキをケージまで押し込むが、ここも自ら離れる。住村が右ミドル、ワンツー、右の前蹴り、左フックからの右ストレートを当てると、ソーキの動きが止まる。ソーキもパンチを返すが、距離を取った住村が右の前蹴りをボディに突き刺す。
残り1分、住村が右ストレートで前進。バッティングで試合が止まるがすぐに再開。ソーキが左ミドルを蹴り、住村は右ストレートと右のヒザ蹴り、ワンツー。ソーキも頭をさがえて左ストレートを振るが当たらない。住村が右ストレートとヒザ蹴りを繰り出した。判定3-0で住村が勝利し、暫定王座を獲得。5Rフルに自分の戦い方を貫いた住村がDEEP・パンクラス・修斗の3冠を達成した。
試合後、住村は「しょうもない試合をして申し訳ないです。ソーキ選手は気持ちが見えたいい選手で、ダメダメで申し訳なかったです。しょっぱい試合で申し訳ないですけど、正規のチャンピオンとやらせてください」とエルナニ・ペルペトゥオとの対戦をアピールした。