【Shooto2025#06】グラウンドヒザで減点も、パク・ボヒョンが宝珠山の顔面を腫れあがらせて暫定王座獲得
【写真】宝珠山にとってショートノーティスという点を差し引いても、打撃力の差を見せつけたパク・ボヒョンだ(C)MMAPLANET
<女子世界ストロー級暫定王座決定戦/5分5R>
パク・ボヒョン(韓国)
Def.4R1分35秒 by TKO
宝珠山桃花(日本)
宝珠山が左を伸ばすと、パク・ボヒョンは右に回る。しかしパク・ボヒョンがプレスをかけて左ジャブを突いた。ワンツーを伸ばすパク・ボヒョン。距離を詰めてくる宝珠山に右クロスを浴びせる。至近距離で左フックを当てるパク・ボヒョンに対し、宝珠山の左も顔面をかすめた。宝珠山の右ローを受けながら右を振ったパク・ボヒョンが組みつき、ケージに押し込んでいく。左腕を差し入れ、宝珠山の右手首を抑えたパク・ボヒョンはボディロックで組む。
宝珠山も左腕を差し上げ、体勢を入れ替える。パク・ボヒョンは右ヒザを突き上げながら離れようと試み、首相撲から切り返したところでレフェリーがブレイクをかけた。打撃戦ではパク・ボヒョンの左右フックが宝珠山の顔面を捕らえる。宝珠山のシングルレッグを切ったパク・ボヒョンが、逆に組んでドライブ。左腕を差し上げるが、動きが止まるとレフェリーがブレイク。パク・ボヒョンが押し込むと宝珠山は首相撲の体勢になるも、パク・ボヒョンの勢いを止められなかった。
2R、パク・ボヒョンが左ジャブを突く。プレスをかけていく宝珠山だが、パク・ボヒョンのワンツーをもらってフラついた。宝珠山のダブルレッグをスプロールしたパク・ボヒョンが、そのままトップへ。スクランブルに持ち込む宝珠山の顔面に左ヒザを突き刺したが、宝珠山の左ヒザがマットに着いている状態だったため反則に。パク・ボヒョンに減点1が与えられて試合が再開される。左ジャブを突くパク・ボヒョンに宝珠山がシングルレッグで組みついた。ケージ際まで押し込み、立ち上がったパク・ボヒョンのバックに回る。
引き倒した宝珠山がトップを奪う。再び立ち上がったパク・ボヒョンのバックに回る宝珠山。ケージを背にしたパク・ボヒョンが胸を合わせてからは左に回って離れた。宝珠山の左ミドルの打ち終わりに、パク・ボヒョンが左を着いてフラつかせる。パク・ボヒョンは宝珠山のシングルレッグを潰してマウントを奪取し、肩固めをセットアップ。これは宝珠山が凌いだが、パク・ボヒョンはマウントをキープ。パウンドとヒジの連打を浴びせ続けた。
3R、パク・ボヒョンは左ジャブから右を被せる。左フックで宝珠山の顔を跳ね上げると、さらに左を当てていく。右ストレートも入れたパク・ボヒョンが宝珠山を追い詰める。ケージに押し込み、ヒザをの相打ちからボディロックで組んだ。レフェリーがブレイクをかけると、再開直後に左フック、右ストレートを浴びせるパク・ボヒョン。宝珠山は顔面から大流血&大きく腫れ上がっている。
宝珠山のニータップをスプロールしたパク・ボヒョンは、亀になった相手を潰す。リストコントロールからパンチを突き上げるパク・ボヒョン。宝珠山はキムラリバーサルでトップへ。パウンドを落とそうとしたところを下から崩され、三角をセットアップされてしまう。足を振りほどいた宝珠山がトップをキープしてラウンドを終えた。
4R開始直後、腫れ上がった宝珠山の顔面に対してドクターチェックが入ったあとにスタート。パク・ボヒョンの右に対し、宝珠山がダブルレッグで入るも倒せず。スプロールしたパク・ボヒョンは、起き上がった宝珠山をケージに押し込み、離れ際にパンチを打ち込む。距離を取ってジャブを突くパク・ボヒョン。宝珠山のシングルレッグは届かない。
ガブりながらパンチを連打するパク・ボヒョンが、立ち上がった宝珠山に右アッパー、左ボディを効かせる。ヒザを着いた宝珠山の頭を抑えてパンチを振るうと、レフェリーが試合をストップした。
女子世界ストロー級の暫定王座を獲得したパク・ボヒョンは日本語で「パク・ボヒョンです!」と挨拶したあと、試合については「もっと軽く勝つと思っていましたが、桃花選手が凄かったです。ありがとうございました」と語った。